くらし [定期連載]教えてSDGs その先の笑顔のため、いまできること

■SDGsとは?
自分の子どもや孫たちが暮らす未来に、住みやすい地球(世界)を残すため掲げられた全世界の人が取り組むべき目標

■あなたもぜひSDGsに取り組んでみませんか?
本市は、令和元年(2019年)7月に「SDGs未来都市」に県内で初めて選定されました。
「その先の笑顔のため、いまできること」編では、本市でSDGsの達成に向け積極的に取り組んでいる人・団体、関連イベントなどを紹介しています。

■岩手県立高田高等学校 地域プロジェクトマネージャー 古谷 恵一(ふるたにけいいち)さん
岩手県立高田高等学校(以下、高田高校)で、地域プロジェクトマネージャーとして高校の魅力化推進事業に取り組んでいます。
普段の仕事としては、本校の「総合的な探求の時間を中心とした生徒の活動『T×ACTION』(タクション)で依頼する講師や職場体験先を高田高校の先生方に提案し、講師や企業との連絡・調整などを行っています。

●T×ACTION
地域おこし協力隊として本市の観光振興に取り組んできた経験や市国際交流協会の日本語教室などにかかわってきた経験を生かし、生徒に本市の観光や多文化共生について教えています。
また、生徒たちが興味を持つ分野に詳しい講師や地元企業を先生方に提案し、T×ACTIONが充実したものとなるようサポートしています。

●国際交流事業
高田高校の実習船「かもめ」が米国クレセントシティ市のデルノーテ高校の生徒たちの手によって本校に返還されたことを機に始まった本交流。本年度は、1月10日(土)から17日(土)までの一週間、5人の生徒たちが短期留学やホームステイを通して現地の方々と交流しています。
生徒たちは、初めて訪れる外国や現地で英語を話すことに不安なようですが、これまで、オンラインで顔合わせしてきたデルノーテ高校の生徒と実際に会えることをとても楽しみにしているようです。
本交流のために、私も現地の人との事前準備を英語で行っており、大変ではありますが、生徒たちが充実した交流になるように努めています。

●地域みらい留学事業
「地域みらい留学」は、日本各地の魅力的な公立高校に都道府県の枠を超えて、全国から生徒を募集する国内進学プログラムです。
本プログラムは、近隣では大槌町や住田町などですでに受け入れが始まっています。大槌高校では、県外から入学した生徒が、大槌町の郷土料理「すっぷく」に興味を持ち、冷凍食品として商品開発し、全国販売するような活躍を見せています。
全国から活力ある学生が訪れることで、地域の魅力が再発見され、協力して本市を盛り上げてくれるような生徒が来てくれることを期待して、本市と高田高校での実現可能性について検討しています。

今後は「T×ACTION」などの活動を通じ、高田高校の生徒たちがより積極的に校外へ飛び出し、地域の方々と交流を深めていくことを期待します。例えば「ほんまる茜市」での接客体験や、小学生への学習支援などに参加することで、地域とのつながりを広げてほしいと考えています。こうした経験が、生徒たちにとって自身の将来をじっくり考える大切なきっかけになれば幸いです。