文化 文化財ニュース

「華蔵寺(けぞうじ)の宝珠(ほうじゅ)マツ」宝珠化への道(1)
小友町の華蔵寺にある「華蔵寺の宝珠マツ」が、宝珠化の兆しを見せています。
このマツは、マツボックリ(球果)が数十個集まる姿が民衆の願いを成就させる仏の徳の象徴である宝珠のように見える珍しい生態であることから、昭和10年12月24日に国指定天然記念物に指定されています。
平成30年には樹勢(じゅせい)の衰えにより枯れてしまったため伐採されましたが、森林総合研究所東北育種場(いくしゅじょう)(滝沢市)に保存されていたクローン苗を2代目の宝珠マツとして育成し、令和2年に現在の場所に植栽しました。
本年は3カ所で宝珠化が期待できる状況が見られます。マツボックリは成熟するまで2年かかりますので、順調に成長すれば宝珠を見られるのは来年の秋頃となります。

問い合わせ先:市教育委員会教育総務課文化財係
【電話】(内線556)