- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県陸前高田市
- 広報紙名 : 広報りくぜんたかた 令和7年10月号 No.1198
■[笑顔の交流]体験や交流を通じてつながりを体感 フロンターレアカデミー陸前高田修学旅行and交流試合
市と友好協定を結ぶ川崎フロンターレのU-15所属の中学1年生39人が、8月22日(金)から24日(日)の3日間、高田フロンターレスマイルシップ事業として本市を訪れました。
選手の皆さんは、東日本大震災津波伝承館の見学や経験者の講話を通じて震災への理解を深めました。また、陸前高田・大船渡の合同チーム「FC ALTAKA(アルタカ)」やJリーグの他クラブのジュニアユースとの2日間の交流試合などを行いました。
川崎フロンターレU-15との交流試合に参加した加藤修羅(かとうしゅら)さん(高田東中2年)は「フロンターレの選手は、ボールをキープするのが上手く、とても強かった。今後は、プレー中も声を出してコミュニケーションを取り、しっかりボールをキープできるようにしたい」と振り返っていました。
■[絆と学び]節目の年を迎えました 立教大学第20回林業体験
8月25日(月)から29日(金)にかけて、生出地区で立教大学による林業体験が行われました。
平成15年度にスタートしたこのプログラムは、立教大生と地域住民の絆を深める場として毎年実施されており、今回は20回目の節目の年。参加した14人の学生は、生出地区内の「立教の森」で間伐作業を体験し、その大変さを体感しながらも「もう1本やってみたい」といった声が聞かれるなど、意欲的に取り組みました。
参加した千田愛里彩(せんだありさ)さん(現代心理学部4年)は「これまで林業に関わることはなかったが、鉈を木に対して斜めに入れていくなど、体力も頭も使う作業だと実感した。高田に来るのは2度目だが、人が温かく自然も豊かで、このプログラムが無くてもまた来たいと思える場所になっている」と思いを寄せました。
■[景色堪能]復興の道を笑顔で楽しむ 第14回ツール・ド・三陸2025
8月31日(日)、本市と大船渡市を会場に「第14回ツール・ド・三陸2025」が開催されました。
本年は県内外から約200人が参加。記録を競わない「ファンライド」として、コース途中に設けられたエイドステーションで新鮮な海産物などを楽しみながら、気仙の豊かな自然や復興が進むまちなかを走り抜けました。
静岡県から毎年のように参加しているという高松史朗(たかまつしろう)さんは「仮設住宅が建ち並んでいる様子なども見てきたが、道の雰囲気も変わり、年々復興が進むまちの様子を見ることができて楽しい。エイドステーションでのカキやワカメも最高だった」と話しました。
■[読書の秋]本を通じたにぎわい創出へ ブックランドさんりく
9月6日(土)から7日(日)にかけて、本を通じた交流イベント「ブックランドさんりく」が市立図書館前などで開催されました。
当日は古本市や演劇などが行われ、それぞれの出店者の趣向を凝らしたブースが並び、小説や絵本を手に取る来場客でにぎわいました。
実行委員長の松本麻以(まつもとまい)さんは「多くの地域の皆さんに出店いただき、高田オリジナルのイベントとなっている。このまちでは、これまで本を通じての交流というものがあまりなかったと思うが、こうしたイベントをきっかけに、みんなで会話をしながら本と触れ合う機会をつくり、交流人口拡大につなげていきたい」と笑顔を見せました。
■[姉妹都市と交流]交流を通して友情を深めました クレセントシティ市民訪問団と市民交流
東日本大震災の津波により流された高田高校の実習船「かもめ」が米クレセントシティ市に漂着したことをきっかけに交流が続く同市の市民訪問団26人が、9月11日(木)から14日(日)の4日間、本市を訪れました。
2年ぶりとなる今回の訪問では、市内の小中学校での書道体験や、アバッセたかたでのクレセントシティ市のブース設置による同市ゆかりの物販・展示などを行い、交流を深めました。
前クレセントシティ市長のブレイク・インスコアさんは「今後も市民同士の交流を大事にしながら、これまで培った関係をより深くし、希望や夢を続けていく、そういう思いを持つ市民を増やしていきたい」と意気込んでいました。
■[実りの秋]豊作の喜びを分かち合う たかたのゆめ稲刈り式
9月21日(日)、米崎町の市ライスセンターをメイン会場として、関係者を含む約80人が本市のブランド米「たかたのゆめ」の稲刈り式に参加しました。
ほ場である「ふろん田(た)」では春に田植えされた稲穂が豊富に実っており、すがすがしい秋空の下、参加者は稲刈りを楽しみました。稲刈りの後には、お楽しみ企画として4種類のコメの品種を当てる利きおにぎりや豚汁の振る舞いがありました。
利きおにぎりで4種類の品種を的中させた荒木温(あらきおん)さん(米崎保育園年長)は「稲刈りはテレビで見たことはあったけど実際にやるのは初めて。田んぼに足がはまったりして大変だったけど楽しかった」と笑顔を見せました。
■みなさんからの情報をお寄せください。
問合せ:市役所企画政策課
【電話】(内線334)
