くらし 市長コラム 縦走

名取市長
山田司郎(やまだしろう)

「春の里山を歩きましょう」

4月に入り、里山ではマンサクやセリバオウレン、フクジュソウといった早春の花の季節が過ぎて、カタクリやショウジョウバカマ、シュンランなどが競い合うように咲き乱れる春爛漫の季節を迎えていることでしょう。

五社山を含む名取丘陵周辺は、県の自然環境保全地域に指定されており、多様性に富んだ動植物の生息地としても知られています。また、五社山北側には洞窟やライオンに見える岩があり、その昔はその周辺に山賊が住んでいたという伝説もあるようです。ご存じでしたか?

冬の間に地域の方のご案内で、五社山〜外山〜三方塚〜増田川源流付近を周回するコースを約4時間かけて歩きました。
冬ならではの凛と引き締まった空気が感じられましたが、今度は春のぽかぽか陽気の中で春の匂いに包まれて、のんびり歩けたらいいなと思います。

那智が丘ではまたカタクリウィークがやってきます。ゆりが丘の尚絅学院大学キャンパス付近から那智が丘公民館付近に通じる山道も、市街地のすぐ近くにありながら、自然の素晴らしさを肌で感じることができます。
豊かな自然と産業、人の暮らしが調和したまち。
名取市の身近な自然を感じながら、皆さんも春の里山を歩いてみませんか?