くらし 令和7年度国民健康保険税の変更点について(1)

■(1)国民健康保険税の税率が変わります
国民健康保険制度は、病気やケガをしたときに安心して医療にかかれるように、被保険者に納めていただく保険税と国や県が支出する公費で運営している制度で、その中でも国民健康保険税による収入は重要な財源となっています。

◆本市の国民健康保険の状況について
市ではこれまで、令和元年度及び令和4年度に税率を引下げ、被保険者の負担軽減に努めてきました。しかしながら、定年延長などによる被保険者数の減少により国民健康保険税が減収する一方で、被保険者の高齢化や医療の高度化等による1人当たりの医療費の増加などで支出は高い水準で推移しています。


※棒グラフは1人当たりの医療費、折れ線グラフは年間国保税収入額です(単位:円)。

税率の引き下げにより発生する税収の不足分は、国民健康保険財政調整基金を取り崩し補ってきましたので基金残高は急激に減少して、このままでは今後の安定的な制度運営が難しい状況となるため、令和7年度の税率を次のとおり改正しました。被保険者の皆様にはご負担をおかけすることになりますが、より一層の財政安定化に努めますので、税率改正にご理解をいただきますようお願いします。

◇項目の説明
所得割額:(被保険者の前年の所得-43万円(基礎控除))×所得割率
均等割額:被保険者1人当たりの金額
平均割額:1世帯当たりの金額