子育て 名取市の防災教育~震災について知る~

■名取市立ゆりが丘小学校
ゆりが丘小学校では、2月に羽陽学園短期大学幼児教育科准教授の荒明聖様(前不二が丘小校長)を講師にお迎えし、高学年の児童を対象とした防災学習を行いました。
「昔話でとらえる命」と題し、東日本大震災を経験していない児童に、柔らかく、明るい雰囲気でお話しくださいました。講話では、「問いストーリー」として、震災当時のことを児童に問いかけながら分かりやすくお話ししてくださり、児童は震災のことを自分事として捉え、考えることができました。また、津波の高さをものさしで確認したり、水とタオルを使って低体温症の体験をしたりするなど、震災の怖さを実感していました。
児童は学習後、「今こうして何事もなく過ごせていることはとても幸せなことなので、大切に過ごしたい」「災害の怖さや備えについて、自分たちが後世に伝えていきたい」「避難所では、工夫次第で安心して過ごすことができると分かった」「これから、防災講座などに積極的に参加し、家族と情報共有をしたい」などの感想を持ち、児童にとって、貴重な体験となりました。