- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県角田市
- 広報紙名 : 広報かくだ 令和7年3月号
『空手の形(かた)で「大学日本一」へ!』
玉手 一輝(たまて かずき)さん(18歳)
空手の競技は、実際に対戦する「組手」と、仮想の敵に対して攻撃・防御の技を組み合わせた演舞をする「形」の2つの種類があります。東北、そして全国の舞台で空手で活躍する桜地区在住の玉手一輝さん。これまでに組手と形の両方でさまざまな大会に出場し、何度も優勝を果たしており、輝かしい成績を残し続けています。
平日は、村田高校での練習に加え、父・輝明さんが指導する『仙南カラテクラブ 輝桜館』でトレーニングに励む一輝さん。時間やノルマを決め、質を重視した練習に取り組んでいます。一方で、土日はしっかり休養を取り、体を休めることも大切にしているそうです。オン・オフの切り替えを意識しながら、日々技を磨いています。
「観察力が強み。自分に足りない部分を、相手の動きから吸収し、自分の技に取り入れている」と語る一輝さん。そんな彼について、父・輝明さんは「目標を決めてからの行動力がすごい。そして、見たものをすぐに再現できる『天才肌』」と、高く評価しています。実際、その観察力は空手だけでなく、写真や文字を見本そっくりに写し取るほどの精密さにも表れています。
昨年10月に佐賀県で開催された国民スポーツ大会では、少年男子形で見事に5位入賞。しかし「本当はもっと上位で入賞したかった」と悔しさものぞかせました。緊張の影響で、持ち前の実力を最大限に発揮できなかった苦い経験も、また一つの成長の糧になったようです。それでも「形はゲームと同じで、やればやるほどに上達する」と、魅力を爽やかに語ってくれました。
今月、村田高校を卒業する一輝さん。卒業後も後輩たちの指導のために母校へ通います。4月からは県内の大学に進学し、形を専門に練習を重ねていきます。大学での目標は「日本一」。その言葉には、並々ならぬ熱意がこもっています。「これからは、今まで以上にたくさん練習して、技に磨きをかける」と力強く宣言。さらなる飛躍を誓いました。
これからどんな活躍を見せてくれるのか、期待が高まります。一輝さんの未来が、ますます楽しみです。
・現在の趣味は筋トレ。村田高校まではバスで1時間かけて通学。バスの中では筋トレに励んでいたそう。さらに1日5食の食トレも実践。高校3年間で20kgも増加し「入学当初、ゆるかった制服が今ではきつい」と語る一輝さん。3年間の努力の証が体にも現れています。