文化 国指定重要文化財 高蔵寺阿弥陀堂保存修理を行っています

現在、高蔵寺阿弥陀堂は国の補助事業の採択を受けて保存修理を行っています。(12月完了予定)

■これまでの修理
平安時代末頃に造られたと伝えられる阿弥陀堂は、幾度も修理を重ねてきたと考えられます。大正2年に解体修理が実施され、このときの修理で現在の阿弥陀堂の姿に整備されました。
屋根の茅葺(かやぶき)は腐朽しやすいため、20年程度で葺(ふ)き替えをする必要があります。
直近では平成14年に国の補助を受けて全面の葺き替えを行ったほか、小修理として茅葺屋根の差し茅修理が度々行われてきました。

■今回の修理内容
文化財建造物の修理では古い部材の取り換えを最小限にとどめ、できる限り再利用するように努めています。
今回は主に2つの修理を行っています。

(1)茅葺屋根の葺き替え
屋根に葺かれている古い茅を順次解体していきます。解体後は屋根の下地を調整し、新しい茅を葺いていきます。
最後に葺かれた茅をはさみで刈り込んでいき、茅葺屋根を仕上げていきます。

(2)木部補修などの部分修理
内部の壁板や床板などの木部には経年により破損箇所が見られます。これらもできる限り再利用しながら、破損箇所を新たに木材で埋める埋木補修などを行います。

長い歴史を刻んできた高蔵寺阿弥陀堂。周囲からの見学となりますが、この機会に、文化財の守り継がれる姿をご覧ください。

◆事業主 宗教法人高蔵寺 佐藤靖彦 副住職
この度、高蔵寺阿弥陀堂の保存修理を、皆さまの温かいご支援により、平成14年以来、実に23年ぶりに行う運びとなりました。
平安末期に西根高倉の地に建立されて以来、地域の皆さま、そして先祖代々のご尽力と信仰に支えられ、守られてきた阿弥陀堂を次世代へ受け継ぐための大切な節目と捉え、心を込めて工事を進めてまいります。

問い合わせ:生涯学習課文化財保護係
(【電話】62-2527・郷土資料館内)