- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県角田市
- 広報紙名 : 広報かくだ 令和7年9月号
第3回はえんころ節全国大会実行委員長大槻森鈴(しんれい)さんの紹介です。
えんころ節全国大会in角田
実行委員長 大槻森鈴さん
地域の誇りと文化継承への思いを紡いできた「えんころ節」は、「良縁(えん)が転がってくる」という縁起の良い歌で、宮城の三大祝い歌の一つとして藩政時代から受け継がれています。小田地区にある斗蔵神社には「えんころ節之碑」も建立されており、地域の宝として、長年にわたり大切にされてきました。市ゆかりのこの民謡は、人々の日常に寄り添いながら、美しい旋律と温かな歌詞で多くの人の心を癒し続けています。
民謡歌手として各地の舞台に立つ、大会実行委員長の大槻森鈴さんは「やっぱり、かくだ田園ホールのステージが一番!」と太鼓判を押します。音響や照明が歌を引き立て、市外からも「ぜひ、この舞台に立ちたい」という声が多く寄せられています。
今後の夢は、広く全国から参加者を迎える大会にすること。歌と心でつながる全国の民謡仲間との縁を生かし「えんころ節」の輪と「かくだ田園ホール」の名を日本中に広げたいと、生き生きと話しました。森鈴さんの歌声と情熱は、長い歴史を持つ民謡を次世代へ受け継ぐ力となり、地域の文化としての誇りをより強固にしてくれるでしょう。
・歌うことは私の喜びです。深く息を吸い、聴く人の心に届くよう思いを込めて歌います。皆さんにもぜひ、かくだ田園ホールのステージに立ってほしいですね。
えんころ節全国大会in角田
今年で4回目を迎えた本大会は8月3日にかくだ田園ホールで開催され、市内はもちろん、秋田県や山形県などから総勢95人が出場。力強く美しい歌声が会場いっぱいに響き渡り、客席は大きな拍手と笑顔に包まれました。
問い合わせ:生涯学習課
(【電話】63-2221)