くらし まちの話題 ZOOM UP(2)

■大人が学び直し、次の世代に
7月12日に生涯学習センターで、多賀城・七ヶ浜市民活動団体等連絡協議会 歴史シンポジウム実行委員会主催の第5回歴史シンポジウムが開かれ、歴史愛好家が熱い思いを語りあいました
○第2部のパネルディスカッションでは、写真左から、(一社)チガノウラカゼコミュニティの津川登昭(つがわのりあき)さんをコーディネーターに、パネラーに、七ヶ浜町歴史資料館の田村正樹(たむらまさき)と多賀城市埋蔵文化財調査センター普及啓発専門員の瀧川ちかこさん、稲妻公志(いなづままさし)さん(吉)、柴田十一夫(しばたとしお)さん(多賀城市)が登壇
○多賀城と七ヶ浜は古くから強いつながりがあったことから、話題は未来に向けた連携にも及び、稲妻さんは、「この町の歴史を大人が学び直し、次の世代の子どもたちに伝えていくことが大切」と訴えました。

■表浜で映画を満喫
「ビーチにスクリーン建てて、映画をみたら、どんな景色が広がるんだろう。」と今年初めて企画された「BEACH CINEMA in SHICHIGAHAMA」が6月28日に開催され、太平洋を望む花渕浜表浜のたそがれ時、砂浜での映画上映を満喫しました
○映画の前には、ジャズコンサートやダンスショー、ワークショップなどでムードを演出、七里ガ浜から七七支援隊も駆けつけました
○主催したBigIning Town(ビギニングタウン)代表の佐々木啓(ささきはじめ)さんは、「初めての企画が、こうしてできたのもたくさんの皆さんのご協力があってのことです。感謝いたします」と感無量の様子
○会場で子どもたちに夢を書いてもらい展示した「Dream Tree」(夢の木)は、8月24日まで七ヶ浜国際村に展示されます。皆さん、ぜひ、ご覧ください。

■みんな一緒に楽しそう!
7月7日、七ヶ浜町が取り組む認知症などの高齢者対策を学ぶため、シンガポールと東北大学から大学教授や医師など14名が来町し、要害地区避難所で活動している介護予防教室「さわやかにぎにぎクラブ」を訪問しました
○シンガポールと七ヶ浜町の縁は深く、震災後に遠山保育所やはまぎく児童クラブを建設の際は、多大な援助をいただき、2016年には、トニー・タン大統領夫妻も来町しました
○写真は、さわやかにぎにぎクラブの皆さんと一緒に体操するシンガポールの皆さん。楽しそう!

■被災地への思いを曲に
6月29日に、亦楽地区にある櫻井由美(さくらいゆみ)さん(菖蒲田浜出身、塩竈市在住)のローラハウスで、津波で被災した復興ピアノによる中村天平(なかむらてんぺい)さんコンサートが開かれました
○中村さんは、世界を旅するピアニストで作曲家。自身が阪神淡路大震災で被災し、以降、東日本大震災など、多くの被災地で音楽による復興支援活動を続けてきました
○演奏後、中村さんは『3.11には特別な思いがありました。また宮城に戻ることができ幸せです。皆さんとの出会い、一瞬一瞬が一期一会です。今日は「命のバトン」や「麗しき故郷」などを、被災した人たちへの思いを込めて作った曲を演奏させていただきました。』としみじみと語りました。