しごと のしろのしごと-能代の魅力ある企業を紹介-

◆株式会社市川スチールエンジニアリング
所在地:能代市扇田字扇渕2-7(扇田工場)

◇人と技術で未来を築く
昭和39年創業。超高層ビルや橋りょうといった鋼構造建築物に使われる鉄骨柱や梁(はり)などを製作しています。県内では、秋田市の秋田芸術劇場ミルハスの一部を製作。現在、能代市竹生地区で工事が進む一般廃棄物処理施設の鉄骨部分も同社が担当しています。
本社は東京。千葉県と秋田県、岩手県に工場があります。市内には工場が3カ所あり、地元高校生の採用に力を入れています。総務課の山崎良和課長代理は「地元の若い力はとても重要。ものづくりが好きな人や職人になりたい人は気軽に工場見学に来てほしい」と話します。
今年からは技能実習生の受け入れを開始しました。現在、ベトナム人実習生4人が溶接の技術を学んでいます。グエン・バン・テーさんは「先生(職場の先輩)はみんな親切。何でもできるようになりたい」と目標を話してくれました。
「わが社の理念は『人と技術で、未来を築く』です。年齢・経験を問わず、互いをプロフェッショナルと認め、意見を出し合える環境が整っています。派手ではないけれど、建物や橋を支え、人の暮らしを支える重要な仕事がここ能代にあることを若い人たちに知ってほしいです」と山崎課長代理は話していました。

◇現場からひと言!
今年4月から働いています。建物の鉄骨の溶接を行っています。先生たちに教わりながら、少しずつできるようになってきました。頼まれた仕事ができるようになってきたので、やりがいを感じています。
実習期間の3年間で技術を学んでスキルアップを目指します。ベトナムに帰っても技術を生かせるようにしっかり学びたいです。

技能実習生の皆さん:
・仕事で分からないことがあれば先生たちがいつでも教えてくれます。とても楽しい職場です。
・先生たちは皆さんユーモアがあって優しいです。仕事も分かりやすく教えてくれます。