くらし caution 林野火災にご注意ください

全国で大規模な林野火災が相次いで発生しています。特に春は、屋外で火を扱う機会が増えることや、空気が乾燥して強い風が吹くため、林野火災の発生が多い時期です。林野火災の主な原因は、人の火の取り扱いの不注意によるものです。たき火やたばこの不始末などの火が乾燥した枯れ草に燃え移り、強風にあおられて一瞬のうちに大きな火災につながりますので、一人一人が注意して林野火災を防ぎましょう。

■林野火災を防ぐために
・枯れ草など、燃えやすいものがある場所では火を扱わない。
・乾燥しているときや風が強いときは、屋外で火を扱わない。
・燃えやすいものがある場所で喫煙しない。
・吸い殻などをその場に捨てず、持ち帰って適切に処分する。
・森林などに火入れを行う際は、必ず許可を受ける。
・火を扱うときは、水など消火の用意を十分にする。
・火から目を離さない。その場を離れない。
・終わった後は完全に火を消し、再燃しないか確実に確認する。

■山火事を見つけたらすぐに119番
林野火災を見つけたら、すぐに119番通報してください。また、風下を避け、慌てずに安全な場所に避難してください。
林野火災はその勢いで延焼する可能性があり、人の命が巻き込まれた例もあります。地形の状況や水が無いなど、消火作業が困難な場合があり、甚大な被害が発生する恐れがあります。
森が燃えてしまうと、土砂流出や土砂災害のリスクが高まります。また、森林は、水を守ったり、空気をきれいにしたりするなど、豊かな生活環境に欠かすことのできないものです。しかし、一瞬で燃えてしまった森林の再生には、長い期間と多くの費用が必要になります。
林野火災の予防には、火事を出さない一人一人の注意が重要ですので、皆さんのご協力をお願いします。

■森林または森林の周囲1キロメートルの範囲内にある土地に火入れを行う際は、許可が必要です
森林や森林の周囲で火入れを行う際は、火入れ期間の7日前までに問い合わせ先に届け出を行い、許可を受ける必要があります。目的により許可できないことがあります。違反すると20万円以下(保安林の場合は、30万円以下)の罰金に処されます。

■市内で発生した林野火災の例
▽令和6年6月
枯れ枝に着火し、その場を離れ数時間後に延焼→焼失面積…原野1,410平方メートル

▽令和4年6月
たばこの不始末により延焼→焼失面積…スギ林32.6平方メートル

▽令和4年5月
枝葉を焼却したものが枯れ草に飛び火し、延焼→焼失面積…原野1218平方メートル

▽令和4年5月
原野が焼失した不審火→焼失面積…原野632.33平方メートル

▽令和4年4月
枝葉を焼却したものが、翌日枯れ草に飛び火し、延焼→焼失面積…原野・林1万2千平方メートル、小屋2棟全焼

▽令和4年4月
野焼きが住宅に延焼→小屋1棟全焼、住宅1棟半焼

問合せ:農地林務課森林経営管理班
【電話】30-0264