健康 心の健康づくりガイド

3月は自殺対策強化月間です
健康長寿課では、3月3日(月)から14日(金)までの間、市役所市民ホール横の待合スペースに自殺予防のキャンペーンブースを設置しています。心の健康づくりに関するパンフレットもありますので、ぜひお立ち寄りください。

■「ゲートキーパー」「メンタルヘルスサポーター」をご存じですか?
▽ゲートキーパー
身近な人が発する自殺のサイン(異変)に「気づき」、その人に「声掛け」をし、相談機関や医療機関などの必要な支援へと「つなぐ」役割を担うボランティアのことです。

▽メンタルヘルスサポーター
心の健康づくりや自殺予防活動の推進のために、うつ病やその対応等について正しい知識の普及と実践活動のあり方を学び、ボランティアとして地域で活動する方のことです。
市では現在36人のサポーターが地域で『こころはればれ通信』の配布や街頭キャンペーンでの声掛け、メンタルヘルスサポーターのサロンなどの活動をしています。

1.気づき あなたのまわりにいつもと違う様子の家族や仲間はいませんか?
「食欲がない」「眠れない」「口数が少なくなった」というだけでなく、「イライラしている」「妙に張り切っている」「仕事に打ち込みすぎ」などにも危険信号が含まれています。

2.声掛け 大切な人が悩んでいることに気づいたら、一歩勇気を出して声を掛けてみませんか?
~声掛けの仕方に悩んだら…~
・どうしたの。なんだか辛そうだけど…
・眠れてますか(2週間以上続く不眠はうつのサインの一つ)
・何か力になれることはない

3.傾聴 本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
・まずは、話せる環境をつくりましょう
・心配していることを伝えましょう
・悩みを真剣な態度で受け止めましょう
・誠実に、相手の感情を尊重して否定せずに対応しましょう
・話を聞いたら、「話してくれてありがとう」や「よく頑張ってきましたね」というように、ねぎらいの気持ちを言葉にして伝えましょう
※本人を責めたり、安易に励ましたり、相手の考えを否定することは避けましょう。

4.つなぎ 早めに相談機関につなぎましょう
悩みや相談を聴いたら、その悩みを問題に応じた相談機関につなぎましょう。1人では解決しないことも専門家に
相談することで、具体的な解決の糸口が見つかるかもしれません。
市健康長寿課でも毎月、身体や心の健康相談や弁護士相談を行っています。

5.見守り 温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
相談機関につないだ後も必要があれば相談にのることを伝えましょう。専門家に相談したからといって、すぐに元気になるわけではありません。焦らずつながりが途切れないように、ゆっくり見守ることが大切です。

引用・参考:内閣府「ゲートキーパー養成研修用テキスト」「誰でもゲートキーパー手帳」

◆あなたの悩みを聞いて、一緒に考えてくれる相談先があります。一人で抱え込まず、相談してみませんか。

問合せ:健康長寿課
【電話】853-5315