くらし ふるさとを想う

■ふるさと五城目会に入会しました
錦織隆生(埼玉県所沢市出身)
はじめまして。この度、ふるさと五城目会に入会した錦織と申します。私は埼玉県所沢市に居住しておりますが、祖父が五城目町で生まれ、旧五城目町の町長を務められた北嶋卯一郎さんと従兄弟関係であることなど、五城目町との深いご縁を感じております。
祖父自身は若くして町を離れましたが、父が戦争に向かう際には北嶋家で壮行会が開かれたと聞き、先祖代々の墓が五城目町内にあることから、五城目町とのつながりを大切にしています。父が、能代にいた叔母から墓守(はかもり)を継承して以来、毎年5月の連休にお墓参りのために五城目町を訪れることが恒例となり、コロナ禍で2年中断しましたが、今年で40年の歳月を数えました。父が亡くなった後は弟と2人でその役目を引き継ぎ、五城目町の歴史や自然に触れることを毎回楽しみにしています。
これまで五城目町を訪れては、森山や五城目城、映画「釣りキチ三平」の舞台ともなった馬場目川上流など、豊かな自然に触れる機会を得ました。とはいえ、まだ訪ねていない場所も多く、1年の時間があっという間に過ぎる中で、しっかり計画を立てないまま再訪しては、「また次回に」と思うことが続いております。まだ子どもが幼い頃は、家族と共に寝台列車で訪れることもあり、この3年は孫も一緒に訪れていまして、年中行事として今後も続けられたらと思っています。
秋田新幹線「こまち」のおかげでアクセスが便利になったとはいえ、所沢市から五城目町は「ちょっと行ってくるね」という距離ではありません。しかし、ふるさと五城目会からのお知らせや町の広報紙を通じて情報を受け取ることで、五城目町を身近に感じることができ、大変ありがたく思っています。
ふるさと五城目会の皆さまには、これまで接点の少なさから申し訳なく思う気持ちもありますが、五城目町に対する深い思いを抱いております。この思いを基に、五城目町や会員の皆さまとのつながりをこれからも大切にしていきたいと考えております。