文化 文化創造都市やまがた便り

芭蕉と俳句

俳人松尾芭蕉は元禄2(1689)年「おくのほそ道」行脚の途上、山寺を訪れ、名句「閑さや岩にしみ入蝉の声」を詠みました。平成元(1989)年に「おくのほそ道」行脚300年を記念して建設された山寺芭蕉記念館には、芭蕉の遺墨や「おくのほそ道」関連資料などを展示しています。
芭蕉が山寺を訪れたのは7月13日です。これを記念して、山寺芭蕉記念館では、俳句に関する数々の催しを企画しています。7月5日には参加自由の「俳句参観日」、7月13日には全国から投句された俳句や当日句の中から優れた句を選句する全国俳句山寺大会が開催されます。また、第17回英語俳句大会として、7月1日~9月1日に英語俳句を募集します。この機会にぜひ、芭蕉に思いをはせながら、俳句文化に触れてみてはいかがでしょうか。
とき:午前9時~午後4時30分
ところ:大字山寺字南院4223
費用:
・大人400円
・高校生以下無料

問合せ:山寺芭蕉記念館
【電話】695-2221

《今回のキーワードVol.7》
「文化創造都市」にまつわる用語をシリーズで解説!
〇山寺(宝珠山立石寺)
貞観2(860)年、慈覚大師円仁が開いた、天台宗の御山で東北を代表する霊山です。国指定重要文化財に指定されている根本中堂や、三重小塔などのほか、令和7年2月に市指定文化財に指定した銅造菩薩立像など、多くの文化財が存在しています。また、山寺と深く関わる紅花栽培と紅花交易は莫大(ばくだい)な富と豊かな文化を山形にもたらし、「山寺と紅花」文化は日本遺産に認定されています。

問合せ:文化創造都市課
【電話】内線769