その他 【特集】新年のご挨拶

故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知れば以って師と為るべし

■2025年、辰年から巳年へ
辰年は竜の年。「変革(転機)」や「激動」をキーワードに、万物が活力旺盛になって大きく成長し、形が整う年といわれています。
一方で巳年の蛇は、「復活」や「再生」をキーワードに、脱皮を繰り返して成長していく意味を持ち合わせています。
今年は「新庄開府400年」「新庄まつり270年」の記念の年。新たな一歩を踏み出す年として成長していきましょう。

■新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、健やかに新年をお迎えのことと、心よりお喜び申し上げます。
昨年7月の豪雨災害では、本市も甚大な被害を受けました。被災された皆さまに対し、心よりお見舞い申し上げますとともに、殉職された2名の警察官の方々に、心よりお悔やみ申し上げます。災害により甚大な被害を受けた地域の復興と生活の安定に向け、国・県などの関係機関と連携し、引き続き災害に強いまちづくりに取り組んでまいります。
さて、昨年を振り返りますと、最上地域初の4年制大学である「東北農林専門職大学」が開学いたしました。今後、大学と地域産業との連携により、地域経済の発展や活性化が大いに期待されます。また教育分野でも、大学と地元の小・中・高等学校との交流を推進し、未来を担う人材育成につながる取り組みを進めてまいります。
さらに12月には、高規格道路・新庄酒田道路の一部である「国道47号 新庄古口道路」が全線開通いたしました。これにより、交通利便性の向上はもとより、防災や医療、地域経済や観光振興への効果も大いに期待されます。今後も、更なる高規格道路ネットワークの整備を進め、本市の強みである交通のクロスポイントとしてのポテンシャルを高めてまいります。
本年は新庄開府400年、新庄まつり270年という節目の年を迎えます。これを契機に、本市の歴史や文化、郷土への愛着と誇りを高め、さらなる発展につなげる事業を展開してまいります。また、新庄の魅力を市内外に発信し、関係人口や交流人口の増加による地域振興や地域活性化につなげてまいります。
一方で、少子高齢化や物価高騰による経済への影響など、多くの課題にも直面しております。こうした課題を解決するために、国・県の支援政策の動向を注視するとともに、DXなどのデジタル技術を活用しながら、持続可能な地域社会の構築に向けて、取り組みを進めてまいります。
今後も「対話と決断」「未来への責任」を基本理念に掲げ、市民の皆さまに寄り添う市役所として、ともに「輝く未来へ挑戦するまちづくり」を進めてまいります。
新庄市が持つ豊かな自然・歴史・文化、そして人々の温かさを次世代へとつなぎながら、誰もが安心して暮らせるまちを目指してまいります。本年も、共に力を合わせて新たな未来を創り上げていきましょう。
結びに、皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げるとともに、引き続きのご支援とご協力をお願い申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新庄市長 山科朝則

~地域の皆さまとの「対話」を通して、「輝く未来へ挑戦するまちづくり」を目指していきます。~