健康 9月21日は世界アルツハイマーデー!~9月は世界アルツハイマー月間です(1)~

世界で認知症の正しい理解が進むよう、国際アルツハイマー病協会と世界保健機関が共同して制定し、世界各地で啓発活動が行われています。
認知症は年齢や性別など関係なく誰でもなりうるものです。認知症の有無にかかわらず、住みよい町づくりに取り組んでいます。

■こんなこと、ありませんか?
□物を失くしてしまうことが多くなり、いつも探し物をしている
□今まで楽しめていた趣味などが、なぜか楽しめなくなった
□リモコンや洗濯機などの電化製品の操作が上手くできない
□電子レンジで温めたものを入れたままにしている
□会話の中で「あれ」「これ」ということが増える
□人や物の名前がスムーズに出てこない
□些細なことで怒りっぽくなった
□ぼーっとしていることが多くなった
あてはまる場合、認知機能の低下が始まっているかもしれません。早めに、かかりつけのお医者さんや地域包括支援センターへ相談しましょう。

■認知症予防のポイント
(1)生活リズムを整える
朝起きたら朝日を浴びて体内時計をリセットし、食事や睡眠をとる時間を一定にするなど、規則正しい生活を送りましょう。

(2)積極的に体を動かす
体を動かすことで、脳への血流が増えて脳細胞の活性化につながると言われています。有酸素運動(ウォーキングなど体への負荷が弱いもの)を、1日30分以上、週3回以上を目安に運動に取り組みましょう。町でも、さまざまな事業を実施していますので、ぜひご活用ください。

(3)栄養バランスよく食べる
塩分や脂質の摂りすぎに注意して、肉や魚、野菜などバランスの取れた食事を心がけましょう。また栄養不足は体力の低下や、体の老化を進めてしまいますので注意が必要です。家族や友人などと楽しく食事をすることも効果的です。他にも、お酒の飲む量は、1日に日本酒換算で1合程度に抑えたり、水分を1日1~1.5リットルを目安に、喉が渇いていなくてもこまめに飲むように心がけることが大切です。

(4)30分程度の昼寝をする
30分程度の昼寝をすると、アルツハイマー型認知症の予防につながることがわかっています。ただし1時間以上寝ると逆効果になるため、アラームをかけて寝るなど、長く寝すぎないようにしましょう。

(5)脳に刺激のある生活を送る
1日の終わりに、その日あった出来事などを日記にまとめたり、調理や食事を楽しんだり、趣味活動を楽しんだりすることで脳にいい刺激が入り、認知症予防に効果的です。また、地区や友人の集まりに参加しておしゃべりして笑ったり、旅行などを計画するところから楽しんだりすることも大切です。

※認知症予防は、認知症になるリスクを下げるだけでなく、認知症になっても症状の進行を緩やかにする効果があると言われています。