文化 大沼の浮島 100年を祝う。

白鳳9年(680年)に発見されてから現在に至るまで、神秘の沼として多くの人々を魅了してきた大沼の浮島。
大正14年10月8日に国の名勝に指定されてから、今年で100年の節目を迎えることを記念して7月27日、記念式典が行われました。
フォークコーラスグループ「あめっかぜ」による浮島を題材にした楽曲の披露で幕を開けた式典。その後は浮嶋稲荷神社の最上俊一郎宮司らによる神事や、浮嶋雅楽保存会の演奏に合わせて巫女の舞が奉納されました。
また、湖畔から新たに切り出した島に、その年の吉方位にある旧国名にちなんだ名前を付ける「島出し」も実施。今年の吉方位は西南西で、新たな島は「佐渡之島(さどのしま)」(新潟県の西部に位置する島)と命名されました。
区民をはじめとする約130人の来場者は、水面を漂う島を静かに眺めながら、大きな節目に思いをはせていました。