- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県朝日町
- 広報紙名 : 広報あさひまち 令和7年10月号
■特集 これからも続く、楽しい歌声
フォークコーラスグループ あめっかぜ 結成50周年
歌声響かせ、50年。
◆いま このやまがたの この町で 手をつなぎ 肩を抱いて あめっかぜのうたを歌う―。
こちらは、〝フォークコーラスグループあめっかぜ〟(以降、あめっかぜと表記)の代表曲〝あめっかぜ讃歌〟(作詞:阿部宗一郎/作曲:松田昌弘)のワンフレーズです。この曲には、町の豊かな自然や「仲間と支え合って生きていこう」というメッセージが込められています。
今回は同曲をはじめ、これまで300曲以上のオリジナル曲を歌い続けてきたあめっかぜについて特集。今年で結成から50周年を迎えるにあたり、現在に至るまでの歩みを会員へのインタビューとともに紹介します。
◆結成のきっかけは〝歌が好き〟という思い
結成当時のメンバーは、あめっかぜの代表・松田昌弘さんと高校時代の同級生3人。同級会の際に「歌が好きならみんなでバンドを組んで形にしよう」という話があがり、結成に至りました。
当時のメンバーは松田さんのみとなりましたが、現メンバーのうち13人とは、約30年間一緒に活動を続けています。
◆町の自然と命の営みを歌い続ける
現在に至るまで、〝優しさを歌えば風になる〟をテーマに掲げて活動してきたあめっかぜ。これまで歌ってきた多くのオリジナル曲では、いずれも朝日町の自然や人、命の営みの素晴らしさが語られています。
コピーバンド(既存の楽曲をコピーすること)ではなく、オリジナル曲を歌うことは結成当初から続くこだわり。Uターンを経験した際、町の魅力を感じた松田さんの「町のために何かしたい。次の世代に町の魅力を伝えたい」という思いから生まれたこだわりが活動の原点となっています。
▽Data フォークコーラスグループあめっかぜの概要
結成年月:昭和50年5月
代表:松田昌弘さん(大町)
会員数:16人(10月1日現在)
名前の由来:“あめっかぜ”という名前は、「長く歌っていこう」という松田さんの思いのもと付けられました。そしてその思いが、作家・宮沢賢治の詩“雨ニモマケズ”に結びつき、詩の中の“雨”と“風”から引用して“あめっかぜ”と名付けられました。
主な楽曲:
・あめっかぜ讃歌…あめっかぜの代表曲
・明日に向かって…宮宿小学校で全校児童が歌唱
・どっこいしょ節…町健康福祉課が振り付けを考案
・風さん…あさひ保育園の応援歌
・この町が好き…緑のシンポジウムのテーマ曲 など
