- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県朝日町
- 広報紙名 : 広報あさひまち 令和7年10月号
町の令和6年度決算が、町議会9月定例会で認定されました。
町民の皆さんから納めていただいた税金や、国・県からの支出金がどのように使われたのか、町の財政状況がどうなっているのか、その概要をお知らせします。
■一般会計歳入
歳入総額は、66億8,059万円となり、前年度から2億4,482万円(3.8%)の増となりました。
国庫支出金は5億9,195万円で前年度比8,383万円(12.4%)の減。令和4年の豪雨災害復旧、町道今平大船木線道路崩落の災害復旧が令和5年度に完了したことによる国庫負担金の減、新型コロナ対応地方創生臨時交付金が皆減したことなどが主な要因となっています。また令和6年度は、定額減税により町税が3,728万円の減収となりました。
一方で、歳入で最も大きな割合を占める地方交付税は、31億611万円で前年比6,528万円(2.1%)の増。そのうち普通交付税は、子育て支援、物価高対応、人件費増加を理由に前年度より増額されています。
■一般会計歳出
歳出総額は、62億9,292万円となり、前年度から3億4,556万円(5.8%)の増となりました。
役場庁舎長寿命化改修事業(2年目)を計上した総務費が前年度比2億1,999万円の増、さらに町道大町西原線歩道設置事業工事(令和7年度完成予定)の本格化、5年に一度の実施が定められている道路橋定期点検事業を計上した土木費が前年度比2億6,687万円の増となっております。
一方で、災害復旧費が令和2年度に被災した町道今平大船木線災害復旧工事の完了により2億5,333万円の減、民生費があさひ保育園未満児保育施設増設事業の完了により4,420万円の減と、それぞれ大きな減となりました。
■歳入歳出差引額
歳入歳出差引額は3億8,767万円。このうち、事業が終わらないため翌年度に繰り越して使うお金7,056万円を差し引き、さらに財政調整基金に2億1,000万円を積み立てた残額1億711万円を令和7年度に繰り越しました。

◆用語の説明
○歳入
地方交付税…全ての市町村で一定水準の行政サービスが受けられるように、国が交付するお金
自主財源…町税など町が自主的に確保できるお金
依存財源…町が自主的に確保できないお金
国・県支出金…特定事業のために、国や県から交付されるお金
地方譲与税…国が税金として徴収し、市町村へ譲与されるお金
町債…事業(主に建設業)を行うために、国や銀行から借り入れるお金
繰入金…基金(貯金)からの取崩し金
○歳出
総務費…交通・定住対策、自治会の活動、選挙、災害対策などに使われるお金
民生費…子育て支援・高齢者福祉・生活保護など、主に福祉のために使われるお金
公債費…町が借り入れた地方債の元利償還などのお金
衛生費…予防接種や健診などの健康増進、ごみ処理などに使われるお金。病院事業への補助も含まれる
