くらし 金山町地域おこし協力隊

地域おこし協力隊 大友 淳

■今年度のSUP(サップ)事業を振り返って
皆さんこんにちは。地域おこし協力隊の大友淳です。金山町の豊かな自然を舞台に展開してきたSUP(スタンドアップパドル)事業も、この9月で今季の活動を終えました。今年度は6月から9月までの期間にわたり、延べ約70名の方々に体験いただきました。最年少はなんと1歳、最高齢は75歳と、幅広い世代の方々にご参加いただけたことは、大きな成果であると感じています。特に家族連れの参加が多く、お子さんと一緒に湖上を進む様子や、ご夫婦でゆったりとした時間を楽しむ姿は、この地域ならではの自然体験の魅力を改めて実感させてくれるものでした。また、安全面においても事故や大きなトラブルもなくシーズンを終えられたことは、スタッフ一同にとって何よりの喜びです。初めて挑戦される方が多い中で、事前のレクチャーやライフジャケットの着用徹底といった安全管理が実を結んだ結果だと考えています。安心して楽しめる環境づくりを第一に、これからも努めてまいります。
さらに嬉しいことに、「子どもがまたやりたいと言うので」「次は友人を連れてきます」といった声をいただけることは、事業を続ける上で大きな励みとなっています。SUPをきっかけに町を訪れ、地元の宿泊や飲食、イベントに足を運んでくださる方が少しずつ増えているのも実感しています。
金山町にはまだまだ眠っている魅力的な自然資源が数多くあります。SUP体験を通して得られた学びや出会いを活かしながら、今後も地域の皆さま、そして町外から訪れる方々に楽しんでいただける新しい体験を企画していきたいと考えています。来季もまた、多くの方々に金山の自然を満喫していただけるよう、挑戦を続けてまいります。自然の魅力と人の温かさにふれることで、この町に小さな”関わりしろ”を見つけてくれる人が増えるよう、これからも一歩一歩、活動を続けていきます。