イベント 町長コラム 温故創新

■みかん山収穫祭
友人が農園主で頑張っているみかん山の収穫祭があるというので行ってきました。20年ほど前に山形出張所ツアーという名目で、みかんと一緒に青年団時代の仲間を引き連れてやっていた、昭和の飲み会がなつかしい思い出になっています。
出会いは、青年団であったか全国ボランティア研究集会であるかははっきりしませんが、その後も農園主とはボランティア学会やタイスタディツアーなどで一緒になり、キャラクターはもちろん、国内のみならず世界中飛び回れる行動力には、敬服していました。
30年以上も前から、無農薬にこだわり安全・安心のみかん栽培を実践し、オーナー制度で全国各地から会員を募り、定期的なイベントの開催、作業体験、大学や専門学校などのゼミの受け入れなど幅広い活動は青年団時代のからの仲間などに支えられて続いてきたとの事でした。
10年ほど前からは農園の山小屋での住み込みをはじめ、TVもない、ラジオもない、薪のお風呂、雨水を利用しての生活用水、囲炉裏の暖、晴耕雨読、太平洋を眺める抜群のロケーションの中での生活はうらやましい限りでした。
収穫祭当日もオーナー150人中、県外も含めて50人以上が集まり、加えてミャンマー、ネパール、スリランカ、インドネシア、ベトナム、カンボジアの留学生も参加しみかん切りを行いました。毎年の方、初めての方、若くはは小学生から最年長の方は85歳でした。交流会ではフォークシンガーの豊田勇造さんも駆けつけ、青空の下、素晴らしいコンサートは圧巻でした。
わが町の様々な取り組みもチャレンジも、こんなふうに発展させていけたらいいなと思った収穫祭でした。
庄内町長 富樫透