- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県会津若松市
- 広報紙名 : あいづわかまつ市政だより 令和7年3月号
ここでは市内に生息する動植物を紹介します。
今回紹介するのは「ツノハシバミ」
ツノハシバミはブナ目カバノキ科に属する植物です。高さは3mほどで幹は直立し、幹の直径は12cm程度です。落葉広葉樹で、樹皮は灰褐色でなめらかですが、でこぼことした皮目(ひもく)が目立ち、若枝は灰色がかかった緑色です。葉は倒卵形(とうらんけい)で卵を逆さに倒したように先端近くが幅広く、根本が細くなっていますが、先端はとがっていて葉の縁はノコギリのようにギザギザした形をしています。花は3月ごろに咲き、雄花は赤褐色で雌花は紅色です。花の付き方は尾状花序(びじょうかじょ)で、多数の小さな花が中央の茎のまわりに密集して付きます。
10月ごろに円錐形の果実を付けます。果実を包む総苞片(そうほうへん)の先が角のように伸びている様子からツノハシバミと名付けられました。
北海道や本州に分布し、山地でよく見ることができます。
本市では東山・湊・大戸地区などに生育します
問合せ:環境生活課
【電話】39-1221