文化 会津若松市デジタルアーカイブ

会津図書館では貴重な所蔵資料をデジタル化して公開しています。その中から懐かしい風景などを紹介します。

■今回、紹介するのは「蚕養国(こがいくに)神社」
蚕養国神社は、811(弘仁2)年に鎮座し、江戸時代には会津領内の代表的な神社「会津六社」の一つでした。保食大神(うけもちのおおかみ)・稚産霊大神(わくむすびのおおかみ)・天照大神(あまてらすおおかみ)を祀(まつ)り、「養蚕の神様」として広く信仰を集め、現在も「こがい様」として多くの参拝者が訪れています。927(延長5)年に成立した「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」に収録されている会津地方の神社は、蚕養国神社と伊佐須美神社(会津美里町)、磐椅(いわはし)神社(猪苗代町)のみで、日本で唯一の名前をもつ歴史と格式のある神社です。境内にはご神木の「峰張桜」(エドヒガン)が立ち、市指定の天然記念物、福島県緑の文化財として登録されています。また、神社内で御神酒(おみき)(どぶろく)を造っている全国でも珍しい神社です。1897(明治30)年12月に「その他の雑酒」の酒類製造免許を取得し、一時は醸造を休止したものの、2002(平成14)年ごろに醸造を再開しました。現在も酒造業者の指導のもと、神職らが伝統的な製法で醸造し、完成した御神酒は4月の春季大祭(桜花祭)、6月末の夏越大祓(なごしのおおはらえ)、8月の例大祭で訪れた参拝者に振る舞われます。

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