くらし 震災から14年 市東日本大震災追悼式

東日本大震災の発生から14年を迎えた3月11日、市民会館で、犠牲者を悼む相馬市東日本大震災追悼式が開催されました。
市が主催し、遺族ら243人が参列し、震災の犠牲者を悼み黙とうをささげました。
式で、立谷市長は「厳しい時代を乗り越えた相馬の先人たちの教えを胸に、市民の皆さまとともに支え合い、助け合いながら相馬市が相馬市であり続けるために、未来への歩みを続けていくことをお誓い申し上げます」と式辞を述べ、高玉良一市議会議長が追悼の辞を述べました。
遺族を代表し久田浩之さんが震災からの14年間を回想し、「震災関連で祖父を亡くしました。おじいちゃんっ子だったので、挙げるときりがないくらいたくさんの祖父との思い出があります。祖父と過ごした日々は忘れません。本当にたくさんの幸せをありがとう。ゆっくりと休んでください。現在私は、旅館の若旦那でつくった松川浦ガイドの会で、浜焼きの復興や子どもたちに海遊び体験を通して震災のことを伝えており、これからも震災の記憶を風化させないよう尽力していこうと考えています」と犠牲になった御霊に語りかけました。