くらし 令和7年度 当初予算概要(1)

令和7年度一般会計の当初予算は、昨年度と比較すると微増しています。
歳出は地方公共団体情報システム標準化に対応するなどの新たな費用や相馬こどもドームの改修費用、GIGA端末の更新などの維持管理費用が増加しています。一方で、光陽クリーンセンター改修工事に伴う相馬方部衛生組合への負担金や、一般廃棄物の代行処理費などの塵芥(じんかい)処理事業に係る費用などが昨年度と比較し減少しています。
また、歳入は、新規事業などに係る国からの補助金や、太陽光発電設備の運転開始に伴う固定資産税の増額などを見込んでいます。

■令和7年度 当初予算概要
一般会計予算 178億400万円〔前年度比+1.6%〕
・通常予算…約174億9,800万円
・東日本大震災関連予算…約3億600万円

■一般会計歳出予算
災害復旧事業費は、令和4年福島県沖地震の災害復旧事業がおおむね終了し、前年比△92.6%と大幅な減額となりました。
一方で、人件費の上昇や、資材・燃料などの物価高騰、相馬こどもドームの改修工事にかかる費用の影響などにより、普通建設費が昨年比+20.4%の増額となっています。

各予算の事業の紹介で(新)となっているものは、新規事業(令和6年度当初予算になかった事業)になっているよ。

◆総務費
○窓口サービスや地域のために
・地方公共団体システム標準化対応業務のために…1億5,091万円
・地方バス路線維持のために…4,376万円
・おでかけミニバス運行のために…2,178万円
・参議院議員選挙のために…2,332万円
・市長選挙事業のために…2,344万円

◆民生費
○社会福祉のために
・児童手当・児童扶養手当支給のために…8億7,016万円
・障がい者支援のために…10億9,378万円
・介護保険特別会計のために…6億315万円
・生活保護のために…2億5,896万円
・保育園の支援のために…8億604万円

◆教育費
○学校教育や文化・スポーツ振興のために
・タブレットなどを活用した教育のために…1億4,750万円
・(新)スポーツアリーナそうまの維持管理や南側駐車場整備のために…2,643万円
・(新)相馬こどもドームの維持管理や屋根張り替えのために…1億2,273万円
・学校給食の無料化のために…2億212万円

◆衛生費
○感染症予防やごみ処理のために
・公立相馬総合病院への支援のために…4億4,914万円
・(新)帯状疱疹予防接種助成のために…298万円
・妊婦さんと子どもの健康のために…5,647万円
・がん検診のために…6,720万円
・ごみの処分のために…7億566万円

◆土木費
○道路・市営住宅などのために
・道路の整備のために(新設・改良など)…3億6,532万円
・下水道事業のために…7億1,504万円
・市営住宅の維持管理のために…9,511万円
・空き家対策等住宅管理のために…2,255万円

◆農林水産費
○農林水産業の振興のために
・農業者の支援のために…1億4,019万円
・(新)水産業共同利用施設の機能強化のために…4,681万円
・排水機場の維持管理のために…4,992万円
・イノシシ・サルなどの対策のために…1,953万円

◆そのほか
○観光振興などのために(商工費、消防費、議会費など)
・天然トラフグ「福とら」PRのために…1,525万円
・観光イベントの企画運営のために…2,290万円
・防災行政無線の管理運営のために…2,342万円
・議会運営のために…1億3,722万円

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