くらし [特集]移住・定住特集

■田村で見つけた私らしい生き方。
人口減少や少子高齢化が課題となっている中、市では、地域の魅力の磨き上げや新たな産業・暮らしを創出するため、新たな住民を呼び込もうと、さまざまな移住・定住事業を展開しています。
今回は、6年4月に家族で埼玉県から都路町へ移住した新井田力さん、美菜子さん夫妻に、移住したきっかけや現在の暮らしについて、お話を伺いました。

◇新井田さんファミリー
夫:力さん(木工作家)
妻:美菜子さん(市起業型地域おこし協力隊)
12歳、9歳、6歳のお子さんと5人暮らし

Q:はじめに、移住のきっかけを教えてください。
A:木が仕入れできる場所や広い家、作業しやすい環境を探していたので、希望する住居にマッチングしたためです。

Q:田村市を選んだ理由はなんですか?
A:いろいろな場所を巡ってきましたが、人が温かくて、環境が良いと感じたからです。また希望していた工房のある家と出会えたからです。

Q:移住するまでに大変だったことを教えてください。
A:空き家を住めるように片付けなければならなかったことです。埼玉から5、6回は通いました。それから子どもたちに引っ越すことを伝え、気持ちのケアに努めました。

Q:移住後、子どもたちにどんな変化がありましたか?
A:授業や行事が少人数である分出番が多いので「自分が頑張らなくては」という気持ちが芽生えました。その頑張りが認められて、自己肯定感が育っているように感じています。一番良かったことは、物を大切にするようになったことです。埼玉よりも簡単に買い物に行けなくなったことで、自分で考えるようになったと思います。

Q:移住した感想をお聞かせください。
A:人や自然との距離がちょうどいいです。四季がはっきりしていて、過ごしやすいです。

Q:今後、どんなことにチャレンジしたいですか?
A:
[力さん]都路の木で木工作品をつくることです。
[美菜子さん]空き家を活用していろいろな人が集えるシェアハウスを作ることです。

Q:最後に、移住される方にメッセージをお願いします。
A:チャレンジハウスの利用や移住ツアーに参加するなど、自分の目で田村市を見てほしいです。そして、人の温かみを感じてほしいです。何回か足を運んで、一度では分からない部分を経験してほしいと思います。

◎移住に関する情報を「たむら暮らし」のWebサイトやSNSで発信中!

◆移住の状況
移住事業は、3年度から本格的なスタートを切りました。6年3月末時点の累計で、72世帯139人が本事業を活用して移住しました。移住相談は、3年度が86人、4年度が183人、5年度が185人、6年度が199人と年々増加傾向にあります。移住元は、首都圏を中心とし、東京都が最も多くなっています。

問合せ:総務部企画調整課
【電話】61-7615