- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県伊達市
- 広報紙名 : だて市政だより 2025年4月号
伊達市保原歴史文化資料館では、10月より伊達の蚕糸業を主とした展示に変わります。このコーナーでは、リニューアルに向けて国重要有形民俗文化財指定を受けた伊達市所蔵のおかいこ用具をカード形式でご紹介します。
【あそび方】
(1)切り取って集めよう(眺めるだけで楽しい!)
(2)説明を読んで学ぼう(展示の予習になる!)
(3)じゃんけん(左上)や、おかいこ度(右下)で競おう!
※詳しくは広報紙P.31をご覧ください。
No.001 蚕種紙(たねがみ) (平付(ひらつけ))
厚手の和紙に蚕種(さんしゅ)(蚕の卵)を産み付けたもの。蚕たねや種屋が製造販売した。平付は蚕種紙一面に雌(めす)が蛾100 匹を置き産卵させた。約4万粒の蚕種が付着。主に販売用。
No.002 蚕種紙(たねがみ) (框製(わくせい))
框製は1枠に1蛾ずつ置いて産卵させた原種となる卵の病気検査用の蚕種紙。本来は販売用ではなかったが、時代が進むと框製が販売の主流となった。
No.003 蚕種寒水浴浴桶(たねかんすいよくおけ)
蚕種紙を水に浸すための桶。大寒の時期に3日間浸した後、室内に吊るして乾かした。寒水に浸すことで蚕種の毒気が抜けると言われ、強靭な蚕種のみを残すため行われた。
問合せ:生涯学習課歴史文化まちづくり係
【電話】573-5804