- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県大玉村
- 広報紙名 : 広報おおたま 2025年2月号
■大玉村でワインを作る!
毛利良之
大玉村は、奥さんの生まれ故郷。東京生まれ育ちの自分にとって、それが本村との唯一の接点でした。義父に結婚の許しを請いに初来村してからはや40年近く。まさかこの地でワイン用ぶどうの栽培をすることになるとは思ってもみませんでした。
東日本大震災から4年後、はじめて12本の苗を植えたのを皮切りに、毎年数を増やして現在約600本。2021年から醸造(委託)をはじめ、OOTAMA Blueのブランド名で、翌年から販売を開始しました。
ワインは、その土地にできたぶどうのみを原料にして作られるお酒。何も足しません。だから同じ品種でも、その土地によって味が変わるはずです。なのでOOTAMA Blueは、大玉の気候風土が凝縮された大玉の味。そのボトルをあけて口に含んだ時に、そこに広がるのは大玉のテロワール。ワインは、瓶に詰まったその土地の小さな親善大使!
今年はボトル数が増えたので、首都圏でも口にできる場所を開拓しようと思っています。OOTAMA Blueのご縁で、いろいろな場所で大玉村を知る人が少しでも増えれば!そんな気持ちで作り続けていきますので、これからもよろしくお願い申します。