- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県昭和村
- 広報紙名 : 広報しょうわ 令和7年7月号
●学校教育について
4月7日に昭和小学校、昭和中学校共に入学式と始業式が執り行われ、新学期が始まりました。
また、今年度は、教員の事務作業などの負担を軽減するため、福島スクール・サポート・スタッフがそれぞれ一名配置され、教員が本来の教育活動に専念できるよう支援する体制となりました。
●小中一貫教育について
今年度も昭和中学校の教員による昭和小学校への乗り入れ授業を6年生の理科と英語の授業で実施し、専門的な指導の提供と、中1ギャップの軽減につなげる取組を行うとともに、昭和小学校の養護教諭が昭和中学校の業務支援を行うなど、双方の教職員が連携し、9年間を見通した様々な学習指導を実践しています。
また、本村独自の特色ある教育の1つである総合的な学習の時間のさらなる充実を図るため、今年度から、小学生から中学生まで学年に応じて系統的に学ぶ計画を策定し、花育や苧麻(ちょま)育、伝統文化などの学習に取り組みます。
また、6月17日からは、今年度も昭和小学校、昭和中学校共に、自由参観ウィークを開催し、地域に開かれた学校運営の充実にも取り組みます。
●教育関連施設について
教員宿舎外構工事設計委託と昭和村公民館床張替工事は請負業者が決定し、工期内完成に向けて努力します。
なお、昭和小学校の給食室で雨漏りが発生し調査したところ、屋上の防水シートに多くの剥離が確認され、放置すると更に損傷が進み、給食を喫食する場所として衛生上の問題もあることから、修繕工事が必要と判断し、今定例会に補正予算を提出しました。
●社会教育と社会体育について
各種の学級や講座が4月に開講しました。
また、昭和村電子図書館は、村民の利便性向上と充実に加え、他の自治体との共同運用も実現できるよう取り組みます。
5月25日には第58回昭和村総合運動会を企画しましたが、前日からの雨で校庭の状態が悪いことから、体育館で保育所と小学校児童を対象とした種目のみを実施しました。2年後は昭和村100周年と、大会も60回の節目の年となるため、村民の記憶に残る催しとなるよう、準備を進めます。
●文化財関係について
国指定天然記念物の駒止湿原山開きが、5月24日に行われました。
また、交流観光拠点施設「喰丸小」は、昭和12年建築の木造2階建ての旧喰丸小学校をほぼそのまま利用しています。建築当時の面影を残す貴重な歴史的資料であり、公開活用して地域活性化にも寄与していることから、文化庁より国登録有形文化財建造物への登録の提案があったので、登録へ向けた手続きを進めます。