くらし 令和7年 6月議会 行政報告(2)

●ナラ枯れ被害対策について
今年度は松山白沢原地内、野尻高畔地内、下中津川入新田地内、小中津川田ノ口沢、柳沢地内及び両原赤坂地内の伐採作業が終了しました。今後も、安心して普請作業や農作業等が行える里山整備に努め、地区役員の方々と連携を密に行っていきます。

●商工関係
今年度も、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金による「かすみ草の村地域振興券」発行の事業業務委託契約を昭和村商工会と締結し、7月1日からの開始します。
また、本村、柳津町及び三島町の2町1村で構成される「奥会津地域づくり協同組合」では、6月1日現在で、マルチワーカーの雇用は1名のみであり、マルチワーカーの確保が急務であるため、コバシリ等を通じて、引き続き、人材確保に協力していきます。

●観光交流の振興について
今年度より指定管理者による運営を行う「奥会津昭和の森キャンプ場」は、5月3日にオープンを迎え、連休中の利用総数は228名であり、今後の運営にも期待しています。
また、5月11日には、観光協会が主催する「博士峠ブナウォーク」が行われ、募集人数を大きく上回る総勢550名が本村を訪れ、村の美しい自然を満喫していただきました。
姉妹都市草加市との交流活動である「草加宿場まつり」が6月8日に草加小学校で行われたほか、今年度も「夏の体験ツアー」や草加市内の小学校による「自然教室」など、本村の魅力を体験していただく事業が予定されており、草加市民の方々との交流を深める予定です。
交流・観光拠点施設の喰丸小を会場とした小規模なイベントである「チャレンジショップよいやれ屋」には、新規参入の依頼も含め、村内の個人、団体25件の登録があり、今年度においても、地域住民等の交流の場として定期的な開催が予定されており、出店者からは、季節に合わせた自主的なイベントを計画されています。
今年度の移住定住促進空き家活用事業は、一件の申込みがあり、内観調査の結果、大芦中組地区の物件に対し、改修設計業務委託の入札を行いました。

●上下水道関係について
簡易水道事業、公共下水道事業、農業集落排水事業及び合併浄化槽事業については、地方公営企業法を適用した公営企業会計が、運営三年目を迎え、昨年度に引き続き、適正に会計業務を執行します。
また、公共下水道施設管理・更新一体マネジメント方式、通称「ウォーターPPP」の導入による上昭和浄化センターの業務委託をテスコ株式会社と締結し、長期的、計画的な下水道事業の運営に向けての第一歩を踏み出しました。

●からむし体験生事業について
昨年度採用され31期生5名が体験を修了し、引き続き4名が研修生となったほか、今年度においても、3名の体験生が32期生として入村し、からむしの栽培から織りに至る全工程と山村生活の体験が始まりました。

●高齢者福祉について
元気で活力がある高齢者の活動を支援し、生きがいづくり、仲間づくり及び社会参加の場の創出を目的とした「アクティブシニア活動支援事業」では、3団体が活発に活動しており、生活支援コーディネーター及び保健福祉課職員が必要に応じた伴走支援を行い、住民が主体的に行う福祉活動を支援しています。
また、広報しょうわ5月号で公共インフラWi-Fiを活用した見守り確認機器購入費助成事業の開始をお知らせしていますが、安心して利用することができるよう地域包括支援センターが中心となり、個別相談時に周知及び説明を行います。

●保健事業について
5月から働き世代の青壮年及びシニアを対象とした「ちょいフィットしょうわ」運動教室を開始しました。青壮年向けではフィットネスグッズを使用した運動や軽めの有酸素運動を通して、運動継続のきっかけ及び意欲向上を図り、シニア向けでは「きれいな姿勢を保持するストレッチ」を通して転倒によるけが予防を図ります。
また、8月4日から6日まですみれ荘で行う総合検診の受診率向上を目指し、今年度は新たに特定検診未受診者に対し、受診履歴別受診勧奨ハガキを今月中に送付できるよう準備を進めています。
日帰り人間ドックについては、福島県保健衛生協会と昨年度から受診可能となった会津中央病院に加え、今年度より坂下厚生総合病院での受診が可能となります。

●ごみ対策事業について
令和5年度に契約締結し繰越事業となっていた塵芥処理収集車につきましては、今年3月に納車しました。
また、今定例会で補正予算を提出した「電動生ゴミ処理機貸出事業」は、家庭から出る燃えるゴミの内、約半数を占める生ゴミの減量を目的に、その効果を実感いただくため生ゴミ処理機を無料で1ケ月程度貸し出します。