- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県三春町
- 広報紙名 : 広報みはる 令和7年7月号
~荒町警備隊・伊藤さんと石山さんに聞く~
伊藤さんと石山さんは、地域の安全を支える「荒町警備隊」のメンバーです。今回、当時の様子や日頃の活動などを伺いました。
Q.発見したときの状況を教えてください。
午後9時50分頃、郡山東インターチェンジの入口付近で、ふらふらと歩いている高齢の女性を見つけました。この時間に一人で歩いているのはおかしいと思って、すぐに声をかけ、保護しました。最初は受け答えがしっかりしていたんですが、会話を重ねるうちに様子が変だと気づき、警察に連絡しました。行方不明届が出されていた方だと分かって、本当にホッとしました。
Q.危険かもしれない場面で、声をかけるのは勇気が必要だったのでは?
正直、不審がられないか不安もありました。でも、放っておけなかった。夜は冷えるし、車の通りも多い場所でしたから、迷っているなら助けたい一心でした。
Q.荒町警備隊はどのような団体ですか?
消防団のOBを中心に「育ててもらった町のために恩返しがしたい」という想いから始まりました。夜間の見回りや、高齢世帯への火災警報器の設置支援などをしています。
Q.今回の件で、あらためて感じたことはありますか?
やっぱり、“あいさつ”とか“声かけ”って大事なんだなって実感しました。普段から地域で顔を合わせて、気にかける。それが防犯や防災の一番の基本だと思います。
Q.最後に、町民の皆さんへ伝えたいことは?
“良いまちづくり”は、“良い人づくり”から。あいさつが当たり前に飛び交うような三春町にしていけたらと思います。また、自分たちの活動を通して「、荒町に住みたい」と思ってくれる人が一人でも増えてくれたら嬉しい。これからもできることを続けていきたいです。