- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県双葉町
- 広報紙名 : 広報ふたば 2025年3月 災害版 No.166
現在、帰還困難区域以外の除染した農地は、町内の農業者を中心に組織された双葉町農地保全管理組合が営農再開に向けて、農地の保全管理作業を行っています。しかし、この保全管理作業は令和6年度末で終了となります。
このことにより、令和7年度からは、営農再開に向けた取り組みに移行し、所有者自ら管理していただくことになります。管理ができず耕作放棄地が増えると、イノシシなどの鳥獣被害や不法投棄の原因になり、周りの環境に影響を及ぼします。
地元からの農業基盤整備事業やほ場整備事業の要望、そして農業法人の参入希望もあり、ほ場の大区画や担い手が確保できる状況にあります。一部の農地では地元農業者と農業法人により、ブロッコリーなどの栽培による営農が再開しています(写真は本紙をご覧ください)。
そのため、町では今後の営農再開と担い手確保について、避難指示解除された各地区で皆さまと話し合う機会を設けてまいります。まずは、10年先の地区の農地をどうしたらいいか、大切な財産である農地をどう活用していくかなど皆さまと一緒に考えていきたいと思います。
問合せ:農業振興課
【電話】0240-33-0128