- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県双葉町
- 広報紙名 : 広報ふたば 2025年4月 災害版 No.167
■東日本大震災 双葉町追悼献花
3月11日、東日本大震災の発生から14年が経過しました。昨年に続き今年も、ご遺族の方々をはじめ多くの方に献花いただけるよう、双葉町産業交流センターに追悼献花場が設けられました。
双葉町では、地震によって発生した大津波などで亡くなられた方が21人、震災関連死として認定された方が3月11日現在181人となっており、会場内にお名前が掲げられました。
ご遺族や関係者、交流センターの来場者など多くの方が献花に訪れ、哀悼の意を表しました。
また、午後2時46分には犠牲になられた方々のご冥福を祈り1分間の黙とうが捧げられました。
参列した伊澤史朗町長は「犠牲になられた皆さんの尊い命をしっかりと受け止め、町の復興を成し遂げたい」と述べました。
産業交流センターでは、双葉町の震災後の移り変わりを紹介する展示や、声優によるありがとうメッセージの朗読会が行われました。
3月10日と11日の2日間、JR双葉駅前広場において(一社)LOVE FOR NIPPONと(一社)日本キャンドル協会共催による「ただいま、おかえり 双葉まちキャンドルナイト」が行われ、参加した方々の手で震災で犠牲になられた方や町への思いが書かれたキャンドルに火が灯されました。
3月11日、産業交流センターでは双葉町復興支援員主催の「ありがとうメッセージ朗読会」が行われ、町民が語った震災と震災後の体験をプロの声優が朗読し、献花に訪れた方が耳を傾けました。
また、東日本大震災・原子力災害伝承館では「3.11メモリアルイベント2025」として、3月8日からさまざまなイベントが行われ、11日には双葉町出身の箏奏者KOTOMEN大川義秋さんによるコンサートがありました。大川さんは双葉町の思い出、音楽の楽しさを教えてくれた先輩との別れや、現在学校で震災について伝える活動を行っていることなどを話しながら、「もしもピアノが弾けたなら」、「花は咲く」やオリジナル曲など10曲を演奏しました。伝承館前のアーカイブ広場では、県主催による「3.11ふくしま追悼復興記念行事キャンドルナイト」が行われ周囲が優しい灯りに照らされる中、追悼花火が打ち上げられ双葉の夜空を彩りました。