くらし 町民の皆さまへ

連日「熱中症対策」がテレビや新聞の紙面で呼びかけられています。暦上では8月7日が立秋ですが、秋とは名ばかりの厳しい暑さがまだまだ続きそうです。
6月11日、ドミニカ共和国駐日大使が来庁されました。双葉町の復興状況について説明し、意見交換を行いました。
6月25日、加藤勝信財務大臣が帰還困難区域である石熊地区の除染土壌仮置場をはじめ、未除染の荒廃した住居や農地を視察されました。大臣には、復興に係る財源の確保を強く要望するとともに、双葉町の復興が道半ばであることを十分認識いただけたと思います。
6月26日、サウジアラビア駐日大使が伊藤復興大臣とともに町内を視察されました。地震、津波、原発事故という未曽有の複合災害の実態や、復興に向けて歩み続けている双葉町の姿をご覧いただくとともに、これまでの支援に感謝申し上げました。
7月1日町役場北側に整備を進めてきた双葉駅東地区商業施設について、「イオン双葉店」の名称で令和7年8月1日に開業することをイオン東北株式会社様と共同記者会見で発表しました。町内に震災後初のスーパーマーケットがオープンすることで、生活環境が大きく向上し、居住人口の増加につながることを期待しております。
7月7日、ライノジャパン株式会社様と中野地区復興産業拠点の25件目となる企業立地協定を締結しました。高機能防水・防蝕素材である「ポリウレア」の製造を行う工場が新設される予定です。「ポリウレア」は、耐久性の高いコーティング材であり、インフラ構造物の老朽化が進む中で、需要が拡大しているため、双葉町から日本全国へ供給されることで、老朽化対策の一助になると信じております。
今月30日で特定復興再生拠点区域の避難指示解除から3年が経過します。町内の居住人口は7月1日現在で185人となり、着実に町の復興は進んでおります。
今後、更なる帰還、移住定住を促進していくためにも、民間賃貸住宅の誘致などにより住環境を整備することや、中野地区復興産業拠点への企業誘致などを進め、居住人口の増加につなげていく考えです。
暑い日が続きます。無理せず冷房を上手に使いながら、水分と休養を適度にとり、町民の皆さまにはお身体に気を付けてお過ごしくださいますようお願いいたします。

双葉町長 伊澤 史朗