くらし 町の話題(1)

■イオン双葉店が8月1日オープン
イオン東北(本社・秋田市)が運営する「イオン双葉店」が8月1日オープン。
震災後、町内初めてのスーパーです。
この店舗では野菜などの生鮮食料品や惣菜、医薬品、日用品など約4,500種類の商品を取り扱う予定で、将来的には町内産の農産物や請戸漁港など浜通りで水揚げされた地獲れ鮮魚を使用した商品なども販売する方針です。
営業時間は午前8時から午後7時まで。年中無休。
※8月1日は午前10時30分オープン予定

▽イオン双葉店 新田信哉店長
イオン双葉店は地域の皆さまの声を反映した店づくりを進めています。
特にご要望の多かった医薬品をはじめとして生鮮食料品や冷凍食品の充実に取り組みました。
また、店頭で取り扱いの無い商品についても、近隣の浪江店を含めた他の店舗から取り寄せも可能ですので、従業員にお声がけください。
小さな店舗ですが、地域の皆さまにとって大きな意味のあるお店にしたいと考えています。
ぜひ、皆さまのご来店をお待ちしております。

■ライノジャパン株式会社との立地協定を締結
双葉町は中野地区復興産業拠点への立地を予定しているライノジャパン株式会社(本社・東京都)と令和7年7月7日に立地協定を締結しました。
ライノジャパンは防水性・耐久性に優れた樹脂素材「ポリウレア」の製造工場を建設し、令和8年9月ごろの操業開始を目指しており、年間約70トンのポリウレアを製造する計画です。さらに工場新設にあわせて従業員15人程度の新規雇用を予定しています。
今回の立地協定により、中野地区復興産業拠点の立地協定締結企業は25件となりました。

▽ライノジャパン株式会社
本社所在地:東京都新宿区改代町26番地1三田村ビル2F
代表者:緒方 修一
設立年月日:平成26年9月9日
資本金:7,740万円
事業内容:高機能防水・防蝕樹脂素材「ポリウレア」の製造・販売

▽ポリウレアって何?
橋梁・トンネル・上下水道などのインフラ構造物に用いられる極めて耐久性の高いコーティング材。近年は防災・建築・エネルギー分野において需要が拡大しています。

■住民の憩いの場に イオン双葉店で記念植樹
7月13日、開店を控えたイオン双葉店で記念植樹が行われました。
この植樹はイオンが1990年から国内外で行っているもので、イオン双葉店の新設にあわせて行われたものです。
この日は地域の住民も加わりオリーブやシロヤマブキなどの樹木8本とクリスマスローズやアスチルベなどの植栽100株余りが植えられました。
伊澤町長からは「町の豊かな自然の再生、さらには町の憩いの場所として末永く親しまれる場所になってほしい」と植樹された新店舗に期待を寄せました。

■双葉商工会館の新築移転
6月20日、双葉町商工会が新しい商工会館を整備するため、安全祈願祭が行われました。
祈願祭には岩本久人商工会長や商工会関係者、伊澤史朗町長などが出席して工事期間中の安全を祈願しました。震災前、商工会は双葉町コミュニティーセンターに事務所を置いていました。震災後は令和6年5月に町内への帰還を果たし、町内の中野地区にある双葉町産業交流センター内の仮事務所で業務を再開しています。新しい商工会館は郵便局の隣に来年3月に完成予定です。