健康 《特集2》熱中症に「なる前に」予防しよう! 今すぐ始める暑さ対策

昨年度、熱中症で救急搬送された方は、県内で2,441人。そのうち、約2人に1人は、65歳以上の方でした。

「知っているだけ」では防げない熱中症。
自分自身の健康を守るため、そして大切な人を守るために。熱中症に「なる前に」、声を掛け合って予防しましょう!

■「危ない」と知っているはずなのに…
熱中症による被害はどんどん深刻に。

毎年、暑くなると必ず耳にする「熱中症」。誰でも知っているはずなのに、熱中症による被害は全国で増え続けています。
・熱中症による死亡者数は、昨年、過去最多の見込み
・救急搬送された約3人に1人はすぐに回復せずそのまま入院
・救急搬送者は15年前と比べて7倍以上
・体が暑さに慣れていない、梅雨明けに激増

■え?家にいるのに熱中症?
昨年、熱中症によって救急搬送された約40%は、自宅にいた方でした。自宅では、倒れても周りの人がすぐに気がつけません。
エアコンなどを使って、快適に過ごせる環境をつくりましょう。

・65歳以上は熱中症になりやすい!
高齢者は暑さを感じにくく、重症者の多くも65歳以上です。
特にご自宅で過ごす時は注意が必要です!

◇家族や友人と声を掛け合って予防しましょう!!
・エアコンを利用
・のどが渇く前に水分・塩分を補給(1時間にコップ1杯が目安)
適切な摂取量はかかりつけ医にご相談ください。

■熱中症予防、まずはここから始めよう
「水分・塩分の補給や休憩をこまめにとる」、「涼しい服装にする」といった熱中症を予防するための行動を実践することが大切です。
熱中症に「なる前に」、声を掛け合って、しっかり予防しましょう。

◇こまめに水分・塩分をとる
・のどが渇く前に意識して水分補給!

◇エアコンなどを使って快適な環境をつくる
・扇風機を併用すると効果的!

◇室温計などを使って暑さをきちんと把握する
・梅雨明けは室内の除湿も重要!

◇帽子や日傘などで対策をする
・直射日光を避け、涼しい服装を!

◇こまめに休憩する
・暑いときは無理をしない!

◇涼める場所を事前に調べておく(クーリングシェルターなど)
・ふらっとする前にしっかり休む!

この記事に関するお問い合わせ:県保健政策課
【電話】029-301-6203