- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県水戸市
- 広報紙名 : 広報みと 令和7年12月1日号
「ちいすけ」とは、「地域の助っ人」を略した言葉。市では、NPO法人「ちいきの学校」と協働で、高校生に介護の仕事に触れてもらい、介護職の魅力ややりがいを感じてもらう取組「ちいすけヤング」を行っています。
参加者は、介護に関する講座の受講や介護事業所との交流会を経て、介護施設で実際の業務を手伝います。
■Report 介護の仕事、体験してきました!
「ちいすけヤング」として、今年度はのべ23名の高校生が、介護施設や介護サービス事業所に手伝いに行きました。
今回、8月に介護事業所「あずみ苑水戸」に行った2人に密着。実際の仕事を体験した感想を伺いました!
「さまざまなボランティア活動に挑戦したいんです」。そう語る2人は、それぞれの高校で「ちいすけヤング」の案内を見て、参加することを決めました。
最初は、利用者の前で少し緊張した様子の2人。「そんなに緊張しなくていいよ」と、利用者の皆さんが笑います。安心したのか、2人の表情も少し柔らかくなりました。
この日2人が参加したのは、利用者の皆さんと触れ合うレクリエーションの手伝い。マスコットづくりでは、ハサミで形を整えるのを手伝ったり、パーツをつなげたりして、一緒に作成しました。「とってもかわいくできたわ」。完成したマスコットを見て、利用者の皆さんは大喜び。その表情を見て、2人も嬉しそうな笑みを浮かべていました。
その後に行った、お手玉を使ったかるた取りのゲームも大盛り上がり。かるたの場所を教えたり、読み手になったりして、利用者と楽しく交流をすることができました。
2人とも、「ちいすけヤング」に参加して、初めて介護サービス事業所の中へ入りましたが、そこで2人が目にしたのは、介護職員の皆さんのスキルの高さ。「皆さん、利用者をスムーズに抱き上げてお風呂に入れたり、作業中も利用者の方と途切れなく会話したりしていて、すごいです」と驚いていました。
「これまでは介護職の具体的なイメージを持てていませんでしたが、今回体験してみて、介護職への理解が深まり、結構楽しいんだな、と感じました」と話した2人。介護職の魅力とやりがいに気付いた時間となりました。
