- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県常陸太田市
- 広報紙名 : 広報ひたちおおた 令和7年6月号
■大雨による災害に備える
6月の梅雨から10月の台風シーズンまでは、大雨による災害が発生しやすくなります。また、近年よく耳にする「線状降水帯」「ゲリラ豪雨」等、短時間で災害に発展する雨が多くなりますので、注意が必要です。
▽じょうづるさんナビ
防災行政無線の情報を直接確認できます。
万が一の情報収集もナビで行えます。
活用してほしすぎ
▽自宅でできる備えや情報の集め方を紹介 備えあれば憂いなし
1.非常用持出袋の準備
水や食料、薬、ラジオ、懐中電灯、スマートフォンの充電器等を常備しましょう。
2.マイタイムラインの作成
ハザードマップを見て、洪水や土砂災害のリスクを知り、いつ、どのような避難行動をとるか、家族で共有しましょう。
3.情報収集手段の確保
最新の情報を得る手段を確認しておきましょう(テレビやラジオ、スマートフォン等)。
■土砂災害への注意
土砂災害は、一瞬で命や財産を奪う恐ろしい災害です。
「がけ崩れ」「地すべり」「土石流」
の3つが主な土砂災害の種類です。これらは、急激に発生し、非常に大きな被害をもたらします。
▽がけ崩れ
山の斜面や崖が突然崩れる。
▽地すべり
斜面がゆっくり移動し、大きな土砂が流れ落ちる。
▽土石流
豪雨で山の土砂や石が急流となって下流へ押し流される。
これらの災害は崖から水が湧き出る、斜面にひび割れが生じる等の前兆現象が見られることがあります。このような兆候を見逃さず、早めに避難することが重要です。
■内水対策
ゲリラ豪雨等の増水時に、内水による被害に対応するため、排水ポンプ車2台を配備しています。排水ポンプ車を使った操作訓練を定期的に行い、緊急時に備えています。
■避難行動要支援者向け「電話一斉配信サービス」の導入
7月から新たに導入予定の「電話一斉配信サービス」は、自動音声のメッセージを同時に1,000回線発信し、プッシュボタンにより回答ができます。これにより、支援等が可能かどうかをすぐに確認して、すばやく対応するための情報を得ることができるようになります。
▽電話一斉配信サービス対象者は、ハザード区域(洪水・土砂)内にお住まいの「避難行動要支援者」「支援者」の方です。
市役所:自動音声案内用メッセージ発信
支援者の方等:音声案内に従ってボタン操作
*普段お使いの電話で確認可能
市役所:支援者の方等から連絡状況(結果)を確認し、避難状況を記録、公的支援を開始します
避難行動要支援者および支援者の方は、災害時に確実に連絡が届くように、電話番号の登録をお願いします。
電話一斉配信サービス専用番号【電話】0570-095-999
市災害対策本部(防災対策課内)【電話】72-3111
*災害の種類や規模、地域、避難行動要支援者の身体の状態等によっては市災害対策本部から直接連絡する場合があります。
■洪水ハザードマップの作成
洪水時の迅速な避難行動を促すため、県が管理する下記河川について、新たに洪水浸水想定区域図が指定、公表されました。洪水ハザードマップを更新し、各家庭に配布します。事前に水害リスクを認識し、適切な避難計画を立てておくようにしましょう。
対象河:川里川上流部・天竜川・高貫川・亀作川・弁天川・源氏川・茂宮川・渋江川・湯の沢川・千寿川・染川・竜神川・浅川上流部・赤土川
■「ワンコイン浸水センサ」の設置
リアルタイムに浸水状況を把握する仕組みの構築に向けて、「ワンコイン浸水センサ」による実証実験を国が実施しています。本市でも、市内にセンサを設置し、24時間リアルタイムに浸水状況を確認できるようになりました。
*国において、将来的にセンサの大きさをワンコイン程度に抑えることを目指しているため「ワンコイン」の名称がついています。
▽国土交通省ワンコイン浸水センサ表示システム(実証実験中)
*本紙QRコードを読み込むと注意事項が表示され、画面更新または再度QRコードを読み込むと地図が表示されます。
■防災監が着任
近年、激甚化する災害に、さまざまな視点から対応するため、防災監を採用しました。
▽防災対策課防災監 元木純一郎
略歴:自衛隊勤務38年、ヘリコプター操縦士30年、幹部自衛官、操縦教官、飛行隊副隊長
東日本大震災、北関東豪雨災害等多くの災害現場での活動経験があり、防災・危機管理に精通しています。
問合せ:防災対策課
【電話】内線351