- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県常陸太田市
- 広報紙名 : 広報ひたちおおた 令和7年6月号
イノシシやアライグマ、ハクビシン等の有害鳥獣による被害から農作物を守るためには、「近づけない」「侵入させない」「捕獲する」の被害対策に取り組むことが大切です。
■被害対策の3本柱
(1)近づけない 環境整備
エサ場や隠れ場所の除去
農地に放置された農作物の残りカス等は、有害鳥獣を寄せ付ける原因となります。コンポストに入れて管理する等エサ場を作らないようにしましょう。また、農地周辺に茂みがあると、イノシシ等の有害鳥獣にとって絶好の隠れ場所となります。農地や山林周辺の草を放置せず、定期的に草刈りを行いましょう。
(2)侵入させない 被害防除
侵入防止柵等による自己防衛
▽格子柵(ワイヤーメッシュ)設置のポイント
・縦のワイヤーを外側(侵入方向側)にする
・杭等でしっかり固定する
▽電気柵設置のポイント
・24時間通電
・クリップ(ガイシ)は外側(侵入方向側)に向ける
・アースは全体をしっかり埋める
▽侵入防止柵を設置する方への助成事業
電気柵等の被害防止対策設備を購入・設置する方に購入費の一部を助成します。
対象:
・市内の耕作している農地(田・畑)に電気柵や格子柵、防獣・防鳥ネット、その他イノシシ等による被害を防止するために有効な設備を設置する個人、法人または集落を基本とする3戸以上の集団
・市税等の滞納がない方
・設置した設備を適切に管理し、修繕や不要となった際に撤去ができる方
*家庭菜園や耕作を行っていない休耕地への設置は対象外となります。
*申請は年度内1回限りとなります。
*年度内に購入したものは、必ず該当年度内に申請を行ってください。年度をまたいでの申請はできません。
*予算の範囲内で助成します。
助成金額:
設備購入費の3分の2、上限12万円
集団の上限額は申請人数×3万5千円
(3)捕獲する 捕獲
被害を減らすための有害鳥獣の捕獲農作物を守るためには、近づけない・侵入させない自己防除が基本ですが、それでも防除が難しい場合、捕獲隊による捕獲を行います。
市民:農作物被害の相談
町会長等:「有害鳥獣捕獲依頼書」の提出
農政課:市有害鳥獣捕獲隊に捕獲依頼
捕獲隊:罠や巻き狩り等による捕獲
*有害鳥獣の捕獲には、許可が必要です。
*市は、捕獲された鳥獣の回収や処分は行っていません。
*住宅等の建物への被害は、県ペストコントロール協会【電話】029-248-6421へご相談ください。
問合せ:農政課農業振興係
【電話】内線614