健康 からだと向き合う/熱中症対策を食事から

暑さが厳しくなり、室内で過ごしていても熱中症になる危険が高まる季節です。
熱中症予防のために食事で意識すべきことは、「適切な水分補給」と「栄養バランス」です。
水分補給の1日の目安量は、成人の場合、食事から約1リットル、飲み物として1リットル程度、それ以外に発汗量に合わせて不足分を補った量です。
バランスのよい食事を1日3食食べることで、おおよそ1リットルの水分が食事から補えます。食事の回数が減ると水分が不足になりがちになるため、欠食をしないようにしましょう。
また、季節の野菜・果物など、水分の多い食べ物を活用することも大切です。
適切な水分補給、バランスのよい食事、適度な運動、十分な睡眠をとり、熱中症になりにくいからだをつくりましょう。

■水分補給
・水分補給は熱中症予防において最も重要です。水や麦茶をこまめに飲むようにしましょう。
・水分の多い食べ物、スイカやキュウリ、トマトなどの季節の果物や野菜を食べましょう。

■栄養バランス
1食の基本となる料理の組み合わせは「主食・主菜・副菜」です。毎食そろえることで、無理なく多種類の栄養素がとれ、栄養バランスが整います(エネルギーや栄養素量は、食材や量、調理方法によって大きく変わります)。

▽副菜
野菜やきのこ、海藻を使った料理。ビタミンやミネラル、食物繊維などを多く含みます。毎食1~2皿食べましょう。

▽主食
ごはん・パン・麺類などで、炭水化物を多く含み、エネルギー源となります。主菜や副菜と組み合わせて適量(1回1膳)食べましょう。

▽主菜
魚・肉・卵・大豆製品を使った、おかずの中心となる料理です。たんぱく質や脂質を多く含みます。毎食1品はそろえて食べましょう。

▽その他
汁物・牛乳・乳製品・果物は、それぞれ1日1回くらいの目安で食べることをおすすめします。

問合せ:健康医療政策課
【電話】0296-77-9145