- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県笠間市
- 広報紙名 : 広報かさま 令和7年8月号
■voice03/紋三郎(もんざぶろう)商店 焼芋・焼栗販売
住所:笠間市笠間1801-1
稲田正行(いなだまさゆき)さん
▽創業したきっかけ
令和4年まで株式会社テクモアの代表取締役をしていました。株式会社テクモアでは、サツマイモの一次産業から三次産業までを担っています。店頭などに卸せず、廃棄されてしまう小さなサツマイモをどうにかしたいと考え、自然の甘みと香ばしさを最大限に引き出し、手軽に楽しめる焼き芋として提供することに思い至りました。
別名「紋三郎稲荷」で親しまれる笠間稲荷神社のように愛してもらえるよう、「紋三郎商店」と命名しました。
▽創業にあたり大変だったこと、うれしかったこと
お客さんにおいしいと喜んでもらえることです。どんな疲れも吹き飛びます。
一方で、焼き芋や焼き栗は秋のイメージが強く、年間を通して安定した販売が難しい状況にあります。季節にかかわらず、おいしく味わってもらえるよう加工していますので、ぜひ何度でも味わってください。
▽今後の目標
ECサイト販売を10月から予定しています。商品管理や注文管理には障がいのある方を積極的に雇用し、地域に根差した雇用創出を目指していきたいと考えています。
また、作業所などで勤務される方の中には、デジタルに富んだ方もいるので、専門的な知識や技術をいかした同方面での活躍を期待しています。
▽これから創業する方へ一言
事前に需要と供給を見極めることが肝要だと思います。待つのではなく、積極的な情報発信も大切だと思います。
■voice04/Choupinetシュピネ まつ毛エクステ
住所:笠間市下郷1110-3
羽持綾香(はもちあやか)さん
▽創業したきっかけ
専門学校卒業後、まつ毛エクステ・まつ毛パーマ専門店で働いていました。指名客が増えてきたことで技術に自信がつき、いずれ創業したいと考え始めました。資金面で創業を踏み出せずにいたところ、お客さんから市の創業支援補助金を教えてもらい、すぐに市に相談に行きました。創業費用の一部を補助してもらえ、家族やお客さんが背中を押してくれたこともあり、創業に向けて動き始められました。
▽創業にあたり大変だったこと、うれしかったこと
先に独立した先輩や周りの方、お客さんに支えられながら創業準備ができました。内装などにもこだわり、楽しく仕事ができています。
創業してからは経営の大変さが分かり、勤めていた時の上司からのことばが身にしみる日々です。前店からのお客さんのほかにも、新たなお客さんもいて、創業して良かったと感じています。
▽今後の目標
「まつ毛のことならChoupinet」と思ってもらえる人気店になれるよう、SNSなどで周知を行っています。口コミなど遠くから来てくださる方もいます。年齢に関わらず、目元に華やかさを出したい方、逆さまつ毛などで悩みのある方、多くの方に利用いただける店にしていきたいです。
▽これから創業する方へ一言
まずはいろいろな方に相談するのが良いと思います。私もお客さんとの会話で市の補助金をたまたま知り、創業を決意できました。今思うと、もっと早く創業していればよかったと思うくらいです。創業を検討している皆さんを応援しています。
■voice05/ADACHI HOUSE DRIVE IN+ 飲食店
住所:笠間市友部駅前6-22
安達勇人(あだちゆうと)さん
▽創業したきっかけ
「笠間特別観光大使」として笠間市を精一杯PRし、これまでライブ活動やファッションブランド「AYH」、キッチンカー「ADACHI HOUSE DRIVE IN」で、町おこしに力を入れてきました。これらの活動をきっかけに、友部駅前活性化協議会から「友部駅前を盛り上げてほしい」という熱いお話をいただき、「友部駅前にムーブメントを起こせたら」と挑戦を決めました。
▽創業にあたり大変だったこと、うれしかったこと
カフェのコンセプトやレイアウト決定、改装工事、メニュー考案、スタッフ募集・教育など、毎日のようにミーティングを重ね試行錯誤しながら開店を迎えました。
ADACHI HOUSE DRIVE IN+は友部駅南口より徒歩1分の交差点にあり、「人と人の交差点になって欲しい」という意味を込めて店名に「+」を付けました。
今では近隣の皆さんの憩いの場、電車を待つ方がほっと一息できる休憩所として活用されています。
▽今後の目標
友部駅前には素敵なお店がたくさんあります。
店舗の皆さんをつなぎ、当初の目標でもある友部駅前活性化に少しでも力になれたらと思っています。
▽これから創業する方へ一言
「夢は見るもんじゃなく叶えるもの」
一度きりの人生、躊躇せず夢に向かって突き進んでください!
ADACHI HOUSEは全力で応援させていただきます。