- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県鹿嶋市
- 広報紙名 : 広報かしま 2025年4月号
■大八洲(おおやしま)に春の訪れを告げる 祭頭祭(さいとうさい)
3月9日、大八洲(日本の古称)に春の訪れを告げる鹿島神宮の祭頭祭が、鹿島神宮境内とその門前町で行われました。祭頭祭は、豊かな春を呼び日本全国の豊作と繁栄を祈る神事で、祭頭祭・祭頭囃(ばや)し・春季祭を総称して『祭頭祭』と呼んでいます。今年は、23年ぶりに左方大頭の小山郷が当番字を務め、大総督の松本奏裕(まつもとそうすけ)くん(6歳)の号令で、約380人の『囃人(はやしびと)』が祭頭囃しの奉納を行いました。
囃人は、『綺羅(きら)』と呼ばれるきらびやかな衣装を身にまとい、歌や太鼓の音に合わせ、樫の棒を組み鳴らし、鹿島神宮境内を目指して仲町通り・角内通り・大町通りを進みました。最後は本宮前での一斉囃しが勇壮に行われ、小山郷の皆さんの笑顔が溢れる祭頭囃しとなりました。夕方からの春季祭の卜定(ぼくてい)神事(神占の儀)では、次の当番字について、左方平井郷・右方浜津賀郷が神占にて示されました。