- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県かすみがうら市
- 広報紙名 : 広報かすみがうら No248 2025年11月号
■INTERVIEW 女性消防団員の活動
市では女性消防団員の募集も随時行っています。全国的に消防団員数が減少する一方で、女性消防団員数は年々増加しています。
本市の女性消防団員である斉藤初枝さんに、消防団の活動についてインタビューしました。
斉藤 初枝(さいとう はつえ)さん
所属:かすみがうら市消防団
所属年数:入団22年目
[Q1]普段の仕事・生活は?
[A]定年した後、ちょっとした午前中の仕事をして、午後からは孫の面倒を見ています。休日に好きなゴルフを友人達や同級生とプレーするのが楽しみです。
[Q2]消防団に入ったきっかけは?
[A]当時ソフトボールチームに入っていまして、そのときの消防団長から「ソフトボールをやっているなら力はあるだろうから、消防団に入ってくれないだろうか?」とチームのキャプテンにお話があり、キャプテンが快く引き受け、チームのほとんどが消防団に入団したのです。
[Q3]消防団の活動の中で感じたことは?
[A]茨城県内や全国の女性消防団の方々と知り合えてたくさんの刺激をいただいたことで、まずは自分達でできることをしようと思いました。保育園で防火教室の紙芝居をした後、園児達から「また来てねー」と言われ、その言葉だけでやってよかったと胸が熱くなりました。
[Q4]消防団に関心がある方々・または市民の方々へメッセージ
[A]防火教室(紙芝居)の依頼がございましたら喜んでうかがいますので、どうぞよろしくお願いいたします。
■就活に生かせる 学生消防団のメリット
○学生消防団活動認証制度
「学生消防団活動認証制度」は、消防団員として活動した学生に対し、市町村長が「学生消防団活動認証証明書」を交付するものです。この証明書は、就職活動の自己PRなどで活用できます。なお、本制度は大学や経済団体へ周知されています。
[認証手続きの流れ]

認証対象者:
・1年以上の活動実績
・在学中または大学等を卒業して3年以内
申請:認証を希望する学生消防団員は、所属する消防団長に認証の推薦を依頼し、消防団長が市町村長に推薦します。
↓
審査:市町村長は推薦のあった学生消防団員の功績の認証の可否を審査します。
↓
交付:市町村長は、審査の結果、認証することを決定した場合は「認証状」(本人用)と「認証証明書」(企業提出用)を交付します。
■NEWS 市消防本部からのお知らせ
◆県防災航空隊との山岳救助合同訓練を実施
市消防本部では、今年度新たに「山岳救助活動要領」を策定し、運用を開始しました。これに伴い、山岳事故発生時における救助活動の連携強化および技術向上のため、10月6日(月)・7日(火)に県防災航空隊との合同山岳救助訓練を実施しました。訓練では、要救助者の捜索から救出・搬送に至る一連の活動を航空隊との連携のもとで確認し、情報伝達や安全管理体制の強化を図りました。実際の災害現場を想定した内容により、関係機関との連携の重要性を再認識するとともに、隊員一人一人の技術と判断力の向上につながる有意義な訓練となりました。今後も地域住民の安心・安全を守るため、実効性のある訓練を継続していきます。
◆宝くじ助成事業で備品の整備を行いました
一般財団法人自治統合センターの宝くじ社会貢献広報事業「コミュニティ助成事業」を活用して、市内保育園に設置されている楽器の整備を行いました。この保育園には、地域の防火意識を育む「幼年消防クラブ」があり、園児たちは音楽活動や行事を通じて元気に活動しています。今回の楽器整備で、園児がより楽しく充実した活動を行えるようになり、防火・防災への関心を幼いころから育む環境づくりにもつながりました。この事業は、宝くじを購入された皆さまのご協力によって成り立っています。
○コミュニティ助成事業とは
宝くじの社会貢献広報事業として、コミュニティ活動に必要な備品や集会施設の整備、安全な地域づくりと共生のまちづくり、地域文化への支援や地域の国際化の推進および活力ある地域づくりなどに対して助成を行い、地域のコミュニティ活動の充実・強化を図ることで、地域社会の健全な発展と住民福祉の向上に寄与するための事業です。
◆市総合避難訓練で防災教室を開催します
市総合避難訓練で、女性消防団員による防災教室を開催します。大人も子どもも一緒に、くらしの安全を守る方法について学んでみましょう!
日時:11月30日(日)午前10時10分~40分
会場:下稲吉中学校新体育館(下稲吉2273-2)
