- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県桜川市
- 広報紙名 : 広報さくらがわ No.467(2025年3月1日号)
3月1日から8日は女性の健康週間です。女性の健康は年齢とともに大きく変化します。その変化には女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっています。今回は「女性の更年期」についてお話しします。
■更年期はいつ訪れるの?
日本人女性の平均閉経年齢は50.5歳です。閉経の時期に個人差はありますが、この年齢を挟んだ前後約10年間を更年期と呼びます。
■更年期障害とは?
更年期を迎えた女性の約8割が心身の不調を感じます。その程度は人それぞれで、これらの症状が日常生活に支障をきたす場合を「更年期障害」と呼びます。
■「我慢」は解決になりません
更年期の女性は仕事や家事、育児、介護など、人生の中でも特に忙しい時期にあります。辛い症状があっても「更年期だから仕方ない」と諦めていませんか。更年期障害は適切な治療で症状を和らげることができます。我慢せず、婦人科医に相談しましょう。
更年期の症状と思っていた不調が、実は別の病気のサインである可能性もあります。
■将来の健康のために
日本人女性の平均寿命は87.14歳(令和5年簡易生命表)です。更年期は人生の中間地点であり、それ以降は長いエストロゲン不足の期間になります。この時期から、骨粗しょう症や生活習慣病のリスクが高まりますので、食生活などに注意しましょう。
▽積極的に摂りたい食品
・大豆製品(女性ホルモンと似た働きをする)
・ナッツ類、かぼちゃなど(ホルモンバランスを整えるビタミンEを含む)
▽摂り過ぎに注意したい食品
・脂質や糖質、カフェイン、アルコール(生活習慣病のリスクや更年期症状の悪化の可能性がある)
▽運動(ウォーキング)
・週3回、30分、3千歩を目安に始めてみましょう。
■更年期と前向きに向き合う
更年期は誰もが通る人生の通過点です。適切なケアと周囲のサポートがあれば、より良い形で乗り越えることができます。更年期は我慢の時期ではなく、人生の第二章を健やかに過ごすためのターニングポイントとして捉えてください。
・更年期について詳しく学べます
女性の健康推進ヘルスケアラボ
※二次元コードは本紙11ページをご覧ください