- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県小美玉市
- 広報紙名 : 広報おみたま 令和7年10月号
■意外と近い、台湾との友好交流。
人材育成、ビジネス拡大…交流のあり方は無限大!
茨城空港から桃園国際空港へ飛行機で3時間半、さらに車で1時間程度の場所にある台湾の「新北(しんぺい)市淡水(たんすい)区」は、人気の観光地でありながら、教育機関や文化施設が多く立地する教育と文化の香るまちです。そんな新北市淡水区と小美玉市は、美しい夕日スポットやサイクリングコース、名門ゴルフ場など共通の魅力があるというご縁から、昨年10月に友好交流覚書を締結しました。以降、中学校同士の交流や関係者による相互の訪問などを進めており、現在は、来年1月に派遣する「台湾友好交流訪問団」に参加する市民を募集しています。
今回の特集では、知られざる新北市淡水区の魅力やこれまでの交流のあゆみ、そしてお互いの地域が期待する友好交流の意義についてご紹介します。
■新北市(しんぺいし)淡水区(たんすいく)ってどんなところ?
◇港町として栄えた歴史ある観光都市
淡水区は台湾の北側に位置する、人口約20万人の都市。400年の歴史があり、古くは「滬尾(こび)」と呼ばれていました。「淡水」という名前は、以前ここが河や海をゆく船舶が「淡水」を補給する重要な拠点であったことに由来します。
台湾随一の観光地であり、淡水の歴史ある町並みやサイクリング道路・夕日が海に沈む美しい光景など人気のスポットが多くあります。
◇淡水区といえばこれが有名!
観光:漁人(ぎょじん)碼頭(まとう)(桟橋)、紅毛(こうもう)城(要塞・旧領事
館)、淡水老街(たんすいろうがい)(商店街)
文化:歴史建築のガイドツアー、地域の祭礼、点心などの食文化
芸術:雲門劇場の雲門舞集、河畔の野外コンサート、展覧会・公共アート
産業:観光・レジャー産業、飲食・食品製造産業、クリエイティブ産業
教育:真理大学・淡江大学と地域の連携、デジタル教育、文化・歴史学習
スポーツ:名門ゴルフ場、淡水河沿いのサイクリング、バドミントン、卓球、バスケットボール
◇淡水区データ(2025年4月)
面積:70.6565km²…小美玉市の約半分
人工:204,329人…小美玉市の4.2倍!
世帯数:102,179戸…小美玉市の4.6倍!
■小美玉市×新北市淡水区 友好交流のあゆみ
2024年5月:新北市旅館商業同業公會による小美玉市内視察
2024年6月:台北駐日経済文化代表処副代表が市内で講演
2024年10月:新北市淡水区と友好交流覚書締結
2025年2月:小美玉市議員団による淡水区訪問
2025年4月:淡水国民中学の生徒が小川北義務教育学校に訪問
2025年9月:台北駐日経済文化代表処課長が市内中学生に講演
2026年1月:台湾友好交流訪問団を派遣 参加団員募集中!➡詳細は4ページへ
○今後の予定
今秋:地域活性化起業人として謝さんが着任
今年度中:学校間でのオンライン交流
