- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県八千代町
- 広報紙名 : 広報やちよ 5月号(令和7年度)
■憩遊館リニューアル工事に伴う休館について
間もなく八千代町初となる、移住・定住を目的とする「子育て支援住宅」が着工の運びとなりますが、今年度の目玉事業のもう一つが、憩遊館のリニューアルです。
既に建築後29年を経過し、施設の老朽化が進んでいますが、その存在価値は逆に年を重ねるごとに高まっています。年間データでは、コロナ禍において3万人程度まで落ち込みました。しかし、令和6年度は7万人を超す利用者にお越しいただきました。
一方で「清潔感がほしい」「レストランを充実して」「家族で過ごせないか」「もっと楽しみたい」、中には「働きたい」などのご要望をたくさんいただいておりました。そこで、やっと利用者が戻りつつある矢先ではありますが、来年を目安に休館し、リニューアル工事を行うことになりました。費用は国からの交付金、ふる納の寄付金、借入金で賄います。貴重な財源を使うわけでありますから、再開時には、皆さまに十分ご満足いただけるようアイディアをこらし、内外に向けてしっかりと八千代町の魅力を情報発信できる施設づくりを目指してまいります。
新しい施設のキーワードは「デジタルと健康」「癒し」「食」「遊び」「清潔感」の5つです。
憩遊館の魅力は、何といっても「温泉」にあります。独特の粘り気のある泉質で、これは、肌をつるつるにするとともに、湯上りに冷めにくい。いつまでもポカポカしていると好評を得ています。そこにデジタルを使った健康測定や情報提供、仕事や家事、勉強などで頑張り疲れた体を癒すマッサージやサウナ等、八千代町の農産物をあますことなく使った食事やスイーツ等の提供・販売、もちろんコーヒーは交流先であるベトナムコーヒー。そして個人、家族、仲間等でも時間を過ごせ、納得いただけるサービスが提供できる施設となることを考えています。
どこに行くか?と考えたとき、そうだ憩遊館があるとなれば、便利だし重宝できますよね。
将来に向けて、この取り組みにより、新たな仕事を生み出し、雇用の場をつくり、ひいては経済をまわす。これが、私のこの事業にかける真の狙いとなります。
年明け3月が目安となり、その間ご迷惑をおかけいたしますが、営業再開を楽しみにしていただきたいと思います。ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。