- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県五霞町
- 広報紙名 : 広報ごか 2025年5月号
『セーフティネットとは?』
経済的リスクが発生した際に安心を提供し、保護する仕組みの総称です。社会保障もその一つであり、「社会保険」「社会福祉」「公的扶助」などがあります。
(1)社会保険年金、医療保険、介護保険、雇用保険などがあり、加入が義務づけられ、保険料や税金で成り立っています。
(2)社会福祉高齢者や障害者、児童、ひとり親などが安心して生活できるように社会で支援をおこなうことです。
(3)公的扶助最低限度の生活を保障するもので、生活福祉資金貸付や生活保護があります。
町でも、身体的・精神的な疾病により離職し、収入がなくなった方からの生活相談を受けることがあります。
町には福祉事務所がないため、相談を受け、県西県民センターと連携しながら利用できる制度があるかを検討します。
例えば、相談者が稼働年齢(65歳未満)の場合は、まずは就労に向けた支援をおこないます。
また、生活を立て直すために県西県民センターでおこなっている下表の事業を紹介します。
◆生活保護における町の状況
令和6年度の県西県民センターによる管内の保護状況(増加率)は表のとおりです。
本町は平成25年と比較し、2倍以上の増加となっています。傾向として、男性、独居(未婚・離婚)、疾病(精神疾患・脳、心疾患)により就労困難、年金の受給資格がないなどが挙げられます。
生活保護は社会保障の最後のセーフティネットです。経済の低迷により不安定な社会情勢ですが、少なくとも年金などの社会保険の納付(上記(1))等、個人で備えることが重要です。