くらし 1月17日は「防災とボランティアの日」 命を守る「自助」と「共助」の取り組み(2)

■共助
地域で備え、災害時には助け合いましょう

普段から声を掛け合ったり、防災訓練に参加したりするなど、日ごろから地域活動に参加し、地域の住民同士が互いに助け合うことが災害時の「共助」の第一歩です。

◇市消防団 団本部女性部
団員 小笠原 晴陽(おがさわら はるひ)さん
消防団員として活動する小笠原さん。大学生として学業に励む傍ら、さまざまな活動に取り組んでいます。
普段の消防団員としての活動や、やりがいなどについてお話を伺いました。

Q 消防団に入団したきっかけは何ですか。
家族と地域の防災訓練に参加した際、女性団員が活躍する姿が印象的だったため、入団を誘われたこともあり、大学1年生の時に入団しました。

Q 日ごろの活動内容は何ですか。
主な活動は、イベントや学校などでの消防団の活動内容の紹介や団員募集の広報活動、応急手当の普及啓発活動です。また、9月に市内で開催された「第29回全国女性消防団員活性化とちぎ大会」では、全国の女性消防団員と交流することもできました。

Q 消防団のやりがいは何ですか。
先輩に教えてもらい、さまざまなことを学ぶことができました。また、参加した人に感謝されたり、自分が説明したことに子どもたちが一生懸命取り組んでいる様子を見ることができたりしてうれしいです。

Q 学業と両立するために取り組んでいることはありますか。
スケジュールを調整して、およそ月2・3回程度、学業などの余裕があるときに活動しています。先輩の団員からは「来れるときに来てくれればいいよ」と優しく声を掛けてもらい、両立できています。

Q 消防団に興味がある人に向けてメッセージをお願いします。
入団する前は、男性が多くて怖いイメージもあり、不安がありましたが、実際には女性も多く活動していて、先輩も優しく、楽しく活動できています。学生の団員も活動しているので、ぜひ私たちと一緒に地域を守る活動に取り組んでみませんか。

◆あなたの力が必要です 消防団員を募集しています
消防団員は、自分の職業を持ちながら、地域防災活動のリーダーとして活躍するとともに、地域振興の維持増進にも中心的な役割を果たしています。
入団資格:市内在住の18歳以上で、心身ともに健康な人。
身分:非常勤特別職の地方公務員。
待遇:年額報酬、出動報酬、公務災害補償、共済制度、退団報償金、被服の貸与など。

問合せ:消防局総務課
【電話】625-5504

◆自力避難が困難な人を地域ぐるみで助け合う仕組み 災害時要援護者支援制度
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災害時要援護者支援制度とは、集中豪雨や地震などの災害に備え、自力避難が困難な「災害時要援護者」に、日ごろから声掛け・見守り活動を行い、災害発生時には誰が支援し、どこに避難するかなど、地域住民同士で決めておき、地域ぐるみで助け合う「共助」の制度です。
要援護者ごとに、あらかじめ地域で避難支援者や避難場所を決めておき、災害発生時には、避難支援者が可能な範囲で、避難誘導などを行います。
対象:在宅で生活する高齢者(おおむね65歳以上)や障がい者などのうち、災害が発生した際、自力で避難することが困難で避難支援を希望する人。
その他:申込方法など、詳しくは、市HPをご覧になるか、保健福祉総務課へ。

問合せ:保健福祉総務課
【電話】632-2919

問合せ:危機管理課
【電話】632-2052