- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県宇都宮市
- 広報紙名 : 広報うつのみや 2025年10月号 No.1795
ID:1010665
令和6年度決算は、物価高騰対策の実施などにより、前年度から増加し、過去4番目の規模となりました。財政指標はおおむね順調に推移しており、財政は引き続き健全性を維持しています。
■一般会計
前年度を超える決算規模
◇もっと詳しく 歳入と歳出の内訳はどうなっているの?
◇歳出における物価高騰対策経費(事業費総額 約144億円)
市民生活を守るための取り組み
・住民税非課税世帯等臨時特別給付金。
・定額減税補足給付金。
・子育て世帯生活支援特別給付金。
・保育施設等物価高騰対策支援事業。
・学校給食等支援事業。
・水道基本料金免除事業。
事業活動のための支援
・原油価格・物価高騰支援金。
・宮の運送事業者等緊急支援金。
・農業水利施設省エネルギー化推進事業補助金 など。
■会計別
※資本的収支での不足額(△で表示)については、収益的収支での利益や積立金などで補いました。
◇市税収入
市税収入の推移
Point 市税収入は955億円(前年度比8億円増)
家計でいうと給料
市税収入は、円安による企業収益の増加に伴い、増加しました。
◇市債残高
市債残高の推移(一般会計)
Point 市債残高は1,344億円(前年度比▲13億円)
家計でいうとローン
市債残高は、臨時財政対策債の償還が進んだことに伴い、前年度と比較し13億円減少しました。
◇基金残高
基金残高の推移
Point 基金残高は150億円(前年度比43億円減)
家計でいうと貯蓄
基金は、財政調整基金や減債基金、公共施設等整備基金があり、弾力的に積み立てや切り崩しをして使用しています。
◇市債とは?
道路や学校などの施設整備を行うために資金を借り入れるものです。
返済を長期間に分割して行うことで、世代間負担の公平性を確保しています。
◇経常収支比率(※6)
経常収支の推移
本市の経常収支比率は、子ども・子育て支援や福祉サービスの充実・強化に伴う扶助費の伸び、賃金・物価上昇に伴う人件費、物件費などの伸びが市税収入などの歳入の伸びを上回ることから、過去最大となる96.4%となりました。
◇公債費負担比率(※7)
公債費負担比率の推移
本市の公債費負担比率は、歳入における一般財源総額が増加したことに加え、元金償還額以内の発行を基本に計画的な市債の活用に努めてきたことから、低下傾向にあります。
表示単位未満を四捨五入した関係で、合計額と合わない箇所があります。
※1 地方公共団体が自主的に収入できる市税、使用料・手数料、諸収入など。
※2 地方消費税交付金や国・県により交付される国県支出金、地方公共団体が発行する市債など。
※3 生活保護など、支出が義務付けられ、任意に削減できない経費。
※4 道路建設など社会資本整備に要する経費(普通建設事業費)。
※5 鶴田第2、宇大東南部第1・2、岡本駅西土地区画、整理事業の合計。
※6 財政構造の弾力性を示す指標。市税などの一般財源のうち、人件費、扶助費、公債費などに使われる一般財源の割合。
※7 公債費による財政負担の度合いを示す指標。一般財源に占める公債費(市債の返済)の割合。
問合せ:財政課
【電話】632-2064